個人戦術 プレスをかわす動き | 白衣姿でラボーナしよう♪

白衣姿でラボーナしよう♪

筑波大学医学サッカー部のことをうっかり書いちゃうブログ

ベルギー戦、非常に惜しい戦いでした。3点目の一瞬のミスをつくカウンターは見事!って感じでしたね。
個人的には後半20分の酒井宏樹のバックドアの動きがクソ上手くて一人で盛り上がってました。アプリとかで見逃し配信があるので見返して参考にしてみてください。



さて、今回はボールホルダーにプレスがかかっている時のサポートの動きについて見ていきたいと思います。

1、 コリンチャンス


この動きを言葉にすると、ボールを受けに斜めに下がる動きになります。サッカーではよく見られる形ですね。ボールホルダーにプレスがかかっているときディフェンスに隠れないように降りてくることでパスコースを確保します。体の向きをなおす余裕があれば受けて前を向くこともできますね。ただ、背後の確認は必要です。
 この動きのメリットは確実にパスコースを作れることです。ディフェンス2のラインを突破することはできませんが、ディフェンス1のプレスは確実にかわすことができます。
 デメリットとしては体が後ろ向きになるために背後からプレスを受ける可能性があること、受け手の動き直しがなければ下を向きながらの1対1となることです。ディフェンス1が赤1をマークし続ければ後ろ向きでプレスを受けなければならずジリ貧となるため、赤1の動き直しが必須です。動き直しの一番わかりやすい例がワンツーでしょうか。





2、 カーテン


  この動きは言葉にするのは難しいですね。強いていうならドリブルする味方と同じサイドに流れる動きでしょうか。ただこの動きはディフェンス1の前を通過すること(正確にはディフェンス1に流れていると認識させること)が大事になります。サイドでオーバーラップするのも広くいえばこれに該当しそうですね。ディフェンスがどちらについていくか迷わせることがこの動きのきもです。
  この動きはディフェンス1に2択を迫ることができます。流れる赤2についていくのか、ドリブルで進んでくる赤1の対応をするか迷わせることができるわけです。この時赤1は赤2が流れたのと逆に運ぶことが重要です。おなじサイドに進んだ場合赤2と使うスペースが被り、ディフェンスも2人が近くにいるため同時に対応できるポジションを取れるようになってしまうからです。
  デメリットとしては赤2がディフェンス1の背後に隠れてしまうのでディフェンス1がうまくパスコースを切りながらボールにアプローチすると1対2に持ち込まれてしまうことがあります。そうなるとプレスをかわすどころか数的不利を作られてしまいますね。そのためこの動きをした後も受ける意識を持ち続けないといけません。



3、 ブロック


 この動きはフットサルとかバスケとかコートが狭い競技特有の動きかもしれません。ドリブルしてる味方のマークに対してブロックを仕掛ける動きです。ドリブラーのマークを外せるのでプレス回避には有効ですが、距離が近くないとできないのであまりサッカーには向かないかもしれません。
  この動きは確実にプレスを回避できることがメリットでしょう。ブロックが成功すればそのままドリブルで前に運ぶのは容易です。
 デメリットとしては実現が難しいこと、確実にひとつパスコースがなくなるので狭いエリアでディフェンス2と赤1と1対1になってしまうことでしょうか。これならパスコースを作って動きなおす方が楽にプレスをかわせる可能性もあります。そのためブロックした人は必ず動き直しが必要です。幸いディフェンス1の内側を取った状態なのでそのまま表抜けがしやすい形ですね。






さて前回と続いてサポートの作り方を見てきたわけですが参考になったでしょうか。
それぞれの動きに特徴はありますが、動き直しががどれも大事です。単発で終わらず何度もパスコースを作る動きをできるようになりたいですね。