高齢の利用者さんで、車の運転が難しくなった為に、
主治医から「通院を支援してくれ」と
指示を貰っている方と、病院までドライブ。
すると、レタスの苗をたくさん積んだ軽トラが、前を走っています。
その方は若い時から農業で生計を立て、
レタスやじゃがいもで、家も建て、倉庫も何軒も持ち、
トラクターやトラックも使っている。
道中、若い時からの苦労を話してくださいますよ。
「人の何倍も頑張った」と。
そのおかげで、息子も立派に育てる事が出来たと笑顔で。
そして、いつも話されるのは、奥さんのこと。
バリバリ働いている時に、
文句も言わず一緒に畑で働いた奥さま。
ある日「お父さん、私は今、精一杯よ」と言われたそうです。
それでも一度も文句は言われたことは無いそうです。
「我が家の宝は、嫁さんたいね」
と笑って話されるのです。
ちょっと泣きそう。