医療用語で「しょうもう」とは何ですか?
正解は「しょうもう」でした! 一般的には「まつげ」と読み、ゴミやほこりなどの異物が目に入るのを防いだり、額から流れてきた汗が目に入るのを防ぐ役割があります。 睫毛が眼に触れて痛みを感じる場合、「睫毛内反症(しょうもうないはんしょう)」の可能性があるので、眼科を受診しましょう!


まつ毛の読み方は?
まつ毛/睫 (まつげ) eyelashes

睫毛(しようもう)ともいう。 たとえばネコ,イヌ,タヌキ,ハクビシンなどでは,まぶたの縁の毛のうち数本が散発的に他よりやや長いだけで列をなさず,まつ毛があるとはいえないが,ウサギでは,まぶたの縁の後半部の毛がやや長く伸びて,まつ毛といえるほどの短い列を形成する。
eyelashes

目次
一部の哺乳類の上下のまぶたに生えている毛のうち,まぶたの縁に沿ったものが,他の毛より長くなり,列を形成したもの。睫毛(しようもう)ともいう。たとえばネコ,イヌ,タヌキ,ハクビシンなどでは,まぶたの縁の毛のうち数本が散発的に他よりやや長いだけで列をなさず,まつ毛があるとはいえないが,ウサギでは,まぶたの縁の後半部の毛がやや長く伸びて,まつ毛といえるほどの短い列を形成する。


 

 


まつ毛は目にごみが入るのを防ぐほか,日差しを避けるのにも役立つらしく,系統に関係なく,草原や砂漠に適応したものや,それぞれの系統のなかで最も進化したグループに発達する傾向がみられる。


 

 


たとえば有袋類では,カンガルー,ワラビーではよく発達するが,コアラ,オポッサムなどにはない。霊長類ではキツネザル,メガネザルなどにはなく,オランウータンなどの類人猿ではよく発達する。オナガザル類は中間である。まつ毛が最も顕著なのはラクダ,ヌー,ローンアンテロープなどの偶蹄類のもので,きわめて長い毛が数列にわたって密生し,毛の房を形成するが,同じ偶蹄類でもインパラやシカではまつ毛は短く,あまり目立たない。


 

 


ウシ,ブタ,ウマ,サイなどではこれらの中間である。ネズミ,リス,モルモット,ハリネズミ,ナマケモノ,アザラシ,イルカ,クジラなどにはまったくない。鳥類にもダチョウなどにはまつ毛に類似したものがあるが,羽毛の変形で,まつ毛と呼ぶことはできない。
執筆者:今泉 吉典