出張
春⑧に実験しにいってきました。
ビームタイム(すなわち本実験できる時間)は48時間、準備と合わせて計4日間の滞在なり。
滞在中に雪が10センチ以上積もってテンション上がりまくり。
毎日なんだかんだと雪が降った。
さすが山の中に建てられているだけありますな。
春⑧へ行くと、毎回教授が、春8周辺が研究都市を作るために企業を誘致しようとしたけれど、バブルがはじけて失敗した話をする。
まあ姫路から車で一時間、山の中に新しい町は難しいよなぁ。
最寄のコンビニまで車で30分だし。
今回の実験は、準備は超大変!精神的プレッシャーがすごかった、でも春8での実験はわりとラクだったな。
本実験一日目は16時間労働、二日目は18時間労働だったが、データを取っている間、何もやることがない時間が一、二時間くらいあったりしたから、余裕を持って実験をできた。
前回の本実験は、待ち時間がほとんどなくて、次々にデータを取ってはその場で解析、だったから超大変だった・・・
そんなこんなで実験はつつがなく終了。
100%満足のいく結果が出せたわけではなく、致命的な問題も解決していないけれど、その解決策をきっちり共同研究者に説明できた。
装置を簡略化できるかもしれない可能性を見出せた。
致命的な問題を解決すれば、検出器を実用化できる目処も立った。
次の実験で、その致命的な問題を解決予定・・・
というわけで、まあまあな出来だったのではないでしょうかね?
え、実験のレベル低い?
共同研究者に、博士論文を書くのは超大変だと脅された。
頑張りすぎるあまり、D3でたいがいの人が体を壊すんだってー。
確かに、今年の夏くらいまでに、この実験で結果を出さないと三年間で博士課程を終えられないけど、それを実現するのは、相当大変だなぁ。
大変だ、無理だと思っても、それを実現しないといけないのが、研究とか、責任とかなわけで(多分)。
今回の実験も、前回の実験から二ヶ月で相当の準備をしないといけなくて。
新しい技術に初挑戦。
二ヶ月しかないと、新しい技術の構想に不備があっても、それを直す暇がない。
マジで一発勝負。
絶対に失敗しないように、相当アイディアを練りました。
それでも、前日に検出器が壊れそうになるし、検出器をトラックで運んでいる間に壊れるかもしれない。
その技術は、もろい構造なうえ、なんてたって初挑戦だから、そのような心配はつきもの。
そして、実験中に壊れるかもしれない。
そうしたら、検出器を持って、片道三時間以上かけて新幹線で大学へトンボ帰り、そこで修理して、また春8に戻るこを覚悟していたが、無事検出器が動きました。
実験が成功するかどうかは、賭けみたいなものなので、実験が終わった今、賭けに勝った!気分。
検出器の性能向上のためには、いろいろ新しいことにチャレンジしないといけない。
それは超大変。
でも、春⑧で実験できる時間は限られているから(なので、春⑧では皆徹夜同然で実験をする)、本番の実験で検出器が壊れて実験ができない事態は許されない。
本実験で検出器が動いて、やったー、と満足してはいけなくて、それは最低限の要求なわけで、そこからいかに結果を出すのかが重要。
うーん、何が言いたいかわからんくなってきたけど、とりあえず次の春8実験までに、準備するべきことが山盛りあるので、頑張らないといけないのだ。
基本、努力は報われない、頑張っても事態は悪いほうにいくことのほうが多い、けど実験に関しては、努力は多少報われるものなのだなぁ。