房総では3日間続いて雨が降り、
春は遠のき寒戻りの日々ですが、
開花した花たちは寒さを堪えて、
ひっそりと暖かくなるのを待ち続けていています。
今日は珍しい花を取り上げてみました。
この花はアリウム トリケトラムと言い、
和名は三角ネギ(ミツカドネギ)と言います。
スノーフレークに似て花弁には緑色の細い筋があります。
花の和名の由来を尋ねて花茎を切ると、
写真は少しボケていますが切り口が三角形になっています。
花茎としてはとても珍しいでしょうね。
この花は球根植物で増え広がりますが、食用にもなります。
こちらはアリウムに似たスノーフレークですが、
花茎は平たく押し潰された菱形をしていました。
花の茎はなんとなく丸いと思い込んでいますが、
三角形や菱形の花茎もあるのですね。
因みにチューリップの花茎を切ってみたところ真丸でした。
この花はアセビです。和名は馬酔木(バスイボク)と言い、
有毒植物です。葉が薬部で駆虫、皮膚寄生虫駆除に
用いられとのことで、別名はウマゴロシとも言いますが、
その実を食べると数時間以内によだれ、嘔吐、下痢、腹痛、
めまい、呼吸困難、四肢麻痺、視覚障害度が現れます。
ただ花や枝に触るだけでは特に問題は無いようです。
こちらは低木のユスラウメの老木です。
元気な時は赤い実が出来て沢山採れましたが、
古木になり枯れ枝が目に付くようになったので、
もうそろそろ限界かと思っていたところ、
僅かながら花が咲き始めました。