友との親睦旅行の2日目は「MOA美術館」に出向きました。
道は曲がりくねった急坂を登り続け、
相模湾を一望する山の上に辿り着き入館しました。
美術館に近付くと松並木の道路は整備され、快適でした。
入館すると広々としたロビーからは、
相模湾が一望出来ます。
館内の入口には豊臣秀吉が愛用した「黄金の茶室」が、
文献資料に基づき復元されています。
館内には美術館が所蔵する歴史的遺産や絵画が
展示されていますが、他に近代風景画家の第一人者
吉田 博の木版画代表作70点を展観しています。
上の写真はその一つスフィンクス 昼と夜です。
タジマハルの朝霧
瀬戸内海集 帆船 朝
帆船 午前
帆船 霧
帆船 午後
帆船 夕
帆船 夜
芸術性の乏しい者でしたが、素晴らしい作品をじっくり
鑑賞させて頂きました、
撮影禁止では無かったので一部を撮らせて頂きました。
鑑賞を終えて外に出ると、
美術館屋外の庭園も綺麗に手入れされ、
尾形光琳の屋敷が復元されていたり、
歴史的建造物が移築されたりしています。
こちら大磯町の三井家別邸 城山荘にあった「唐門」で
鴨居に家紋が多数並べられています。
この「片桐門」を豊臣家の重臣片桐且元は、
馬上のまま出入りしたと伝えられています。
この門も城山荘内から移築されました。
重塔は奇数ですがこちらは石造十三重宝塔です。
お昼時になったので園内の
「二條新町 そばの坊」で食事にしました。
食事を終えて復元された尾形光琳の屋敷を一巡しました。
光琳は晩年に京都に屋敷を新築しましたが、
自ら書いた図面と大工の仕様帳、茶室起し図が現存し、
これに基づき復元されました。
二階には16帖の絵所(画室)があります。
こちらは茶室「青々庵」です。
光琳の晩年の生活が偲ばれます。