昨日、心臓移植で待機中の長女が、千葉大学看護学部で
学生さんに講演をしました。ここには取材中のフジテレビの方や、
千葉日報の記者が取材のため同席されました。

窓辺から眺めた千葉大学のキャンパス。

フジテレビの取材は以前から続いていますが、講演前のひと時
フジテレビの木幡さん、八木さんと打ち合わせをしています。

大教室には2年生の学生さんが100名余り出席していました。

初めに既にアメリカで心臓移植を受けられた木内 博文さんが、
「二人三脚の人生」と題してお話しされました。


長女は「余命1年からのスタート」と題して、発症から
今日に至るまでの9年の経過を振り返りながら、
ピアノやリトミック教室を断念した闘病中の思い、
家族のこと特に成長途上の息子や娘への思い、
心臓提供を受けるドナーへの複雑な思い、その他臓器提供への
啓蒙、補助人工心臓装着者との交流などについてお話ししました。
長女は1時間以上立ち続けるのは負担になるので、
座ったままで話させて貰いました。


補助人工心臓はモーターで心臓が動いていますが、
聴診器を心臓に当て、ウィーンと言うモーターの回転音を
学生さんに聴かせています。

長女は補助人工心臓を作動させるため、常時バッテリーと
コントローラーを入れた鞄を肩から下げ、外出時には緊急時のため
交換用のバッテリーを携帯します。
学生さんに重さ2キロの鞄を肩に掛け、体験して貰っています。

講演を終えた二人が今後の打ち合わせをしています。
フジテレビの取材はこれからも移植まで続きます。
尚、千葉日報では今日の新聞に掲載されました。