いすみ市は海あり里山ありの広大な地域に広がっていますが、
里山には現在五つのチーズ工房が散在しています。
この日はその一つ「よじゅえもん」を訪ねてみました。



詳しくは聞きませんでしたが都会からこの地に移住したご夫婦が、
市街からからは離れた田園地帯でチーズ工房を営んでいます。
看板は古びて来ています。店構えもこじんまりとしています。

でも店内に入ると奥さんが暖かく迎え、
早速、ストリングチーズでもてなして下さいました。
ストリングチーズは初めてでしたが、カニかまのように割いて食べます。



絞りたての新鮮な牛乳で、添加物無し塩分控えめの
ナチュラルルチーズ3種が製造されています。
上から生チーズ、ストリングチーズ、モッツァレラチーズです。
包装に描かれている絵は6年生のお孫さんの作品です。

店内にはご自慢のお孫さんの作品が展示されています。
その絵は明るくて力強く、素朴な自然の大地の中で育った
お孫さんの感性が、わたしには伝わって来るように思われました。


お孫さんの作品は公共のポスターにも採用されていました。


店を出るとお向かいに旧家が建っています。
瓦葺きであることからすると、昔、地元の大地主か庄屋であったのかも
しれません。わたしは都会の林立する高層ビルよりも、
こうした建物に何故か郷愁を感じます。