スペイン北東部のカタルーニャ地方のバルセロナから始まった旅は、地中海沿岸のバレンシアを南下し
アンダルシア州の州都セビージャに到りました。この日セビージャ観光からエヴォラ歴史地区観光の後、
ポルトガルの首都リスボンに入りました。スペインからポルトガルへの入国は国境の標示があるだけで、
税関も無ければ出入国審査も無くフリーパスでした。


スペイン最大規模の大聖堂はローマのサンピエトロ大聖堂、
ロンドンのセント・ポール寺院に次いで3番目で、100年掛けて
建てられました。右はイスラム寺院のミナレットに鐘楼部が
増築された「ヒラルダの塔」です。時間の関係で中に入ることは出来ませんでした。


広場に建つモニュメント

1220年、川沿いに岸辺の防衛を目的として建てられた「黄金の塔」です。
当時は黄金のタイルで覆われていて、金色に輝いて見えたそうです。


美しい半円形の「スペイン広場」は1929年のイぺロ・アメリカ
博覧会の会場として建てられました。半円形の両端に
対称的に全く同じ形の尖塔が建てられています。


2階の柱廊と幅広い階段とその踊り場です。
踊り場のタイル張りの装飾がとても綺麗です。

エヴォラはローマ時代からこの地方の中心として栄え、ルネッサンス期には大学も設置された
学芸の都でもありました。日本からはるか海を渡った天正遣欧少年使節は、リスボンに滞在した後
1584年9月にこの町を訪れ、大司教の歓待を受けたと言います。写真はローマ時代に造られた
ジラルド広場の高台に建つコリント様式のディアナ神殿の遺跡です。


サン・フランシスコ教会は16世紀初期に建てられた、マヌエル様式の装飾が美しい教会です。


薄暗がりの中に浮かび上がっているのはマリア像です。カトリックには根強いマリア信仰があります。