昨日、サグラダ・ファミリア聖堂をアップし終えて、「生誕」「受難」「栄光」を表すファサード、そこに建てられる
計12本の鐘塔はイエスの12弟子を表し、聖堂の外壁に刻まれたイエスの生涯にわたる数々の彫刻を思う時、
この聖堂は単に外観を飾るとか、何か奇をてらうとかではなく、まさにイエス・キリストを表現する建物である
ことを痛感しました。
ガウディは毎日曜日にミサに出掛けたそうです。聖書を良く読んで知り、これを信じていなければ、このような
聖堂を建てることは出来なかったのでは無いかと思います。独断と偏見になるかもしれませんが、この聖堂は
まさにガウディとガウディが属したカトリック教会の信仰表現、信仰告白刻をみ込んだ建物に思えました。
さて、今日はガウディが残した別の作品をご紹介致します。


カサ・パトリョ 実業家パトリョの依頼で増改築した カサ・ミラ 実業家ペレ・ミラノ結婚に際して設計。
邸宅で地中海にインスピレーションを得たと言われる。 モンセラットの奇岩をモチーフにしたもの。


グエル公園 ガウディのパトロングエルが都市開発計画として
60戸の住宅を建設する予定が、グエルの死により未完となり
公園だけが残った。写真左はシンボルでもあるタイルを使った
トカゲの噴水。右は公園正面のト―リス式柱列。


公園の周囲にはタイルを貼って、もっとも座り易い形と言うベンチが設備されている。


曲線を多用して造られた回廊。これがガウディの特徴かと
思われるが、表面はセメントを流してツルツルした造りでは
無く、石で覆って自然と調和させている。


中にはこのような柱も見られる。 回廊の天井部から石積みの様子が分る。


ガウディが晩年を過した家で現在はガウディ博物館。 ガウディ特有の二重十字架でどの方向からでも
十字架に見える。