江場土から始まった散歩は三門を経て再び江場土に帰って来ました。
写真を撮ったりのブラリ散歩でしたから、およそ1時間半を要しました。
江場土はこの地の商業ゾーンでもありますが、ここには歴史的・文化的遺産があります。


江場土の信号近くにある日本三大金毘羅日在山・金毘羅堂」


金毘羅堂に隣接して蒋介石総統を記念する「以徳報怨之碑」が
建てられています。


石碑の裏には建立の目的と「以徳報怨」の背景が
刻まれ、同文が右側の板に記されています。
主旨は「蒋介石総統は第二次世界大戦終結後、日本の国体変革・分断占領される非を強く主張すると共に、
200余万人の将兵、邦人の速やかな帰還を実現、日本再生のために戦争賠償を求めなかった。蒋介石総統は
徳を以て怨に報いる『以徳報怨』力」の思想を実行した。
この地は日華親善に生涯を捧げた国士梅谷 庄吉翁の終焉の地でもあるが、親友孫文に莫大な資材を投じて
革命を支援し新生中国誕生に献身された。」と言うことです。
梅谷 庄吉は亡命中の孫文や蒋介石を日在の別荘に迎えて滞在中のお世話をし活動を支援しました。
こうしたことを長く世に伝えるために、ゆかりのあるこの地に有志が記念碑を建てた次第です。
散歩の後この記念碑を眺めながら、偉大な人達に思いを馳せてみては如何でしょうか。


最終点の江場土の信号を右折して進むと途中に岬高校があり、更に進んだ突き当りに天神社があります。
写真は9月の秋祭りの時の天神社です。