千葉県は梨の産地ですが、この時期豊水、幸水、新高が順次出荷されます。今日は妻の知り合いの太田梨園
を訪ねました。

梨の収穫ももう終りになりました。最後の梨が
ここにだけ残っていました。

梨園の全貌です。梨の木は1メートル50センチ
程の作業のし易い高さで、枝が四方に広く伸び
ています。枝が上に高く伸びていますが、これ
は冬に剪定するそうです。


千葉県では梨と言うと豊水、幸水、新高ですが
太田梨園では二十世紀梨を栽培しています。
二十世紀は鳥取県の特産とばかり思っていま
したので、これは意外でした。昔は千葉でも栽
培されていたそうですが、手がかかるので今は
殆ど作られていないとのことです。

上の写真は切り取った袋に入った二十世紀梨
です。袋を開くと更に袋に包まれた梨が出て来
ます。

上の袋を着物とすれば下の袋は襦袢のような
ものです、と梨園の奥さんは説明して下さいま
した。二十世紀は最初に袋掛けをして、それか
ら生長した後更に二重に出来た袋掛けをしま
す。二度の袋掛けをする二十世紀は、手間が
かかることから次第に避けられるようになったよ
うです。

二十世紀梨にかけられる二重の袋です。

これは幸水ですがご覧のように1枚の袋掛けを
するだけです。左下の写真は収穫した出荷前
の二十世紀梨です。右下は病気になった二十
世紀梨です。

