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 大野 丈助はこの地三門に在って山からは白銅を採掘、海岸からは砂鉄を採取する

土木業者でした。大野はこれを東京に運搬するために、大原・千葉間に鉄道を

敷きました。スケールの大きさに圧倒されます。後に、大野はこれを国鉄に売却し

莫大な資金を得ました。

 
 これから三回に分けて大野の邸宅外回り、邸宅内、そして、墓地を紹介します。


 国道128号線からそれて海岸に向かう細い路地を右に入った所に、大野邸が

あります。路地の右側に墓地があり、左側が大野邸です。屋敷は立派な白塀に

囲まれています。


 白塀の手前に門柱がありますが、中は畑になっています。当時も畑として

使われていたように思われます。その門柱の奥にまた門がありますが、それは

日常使われていた裏門のようです。


 白塀はレンガを積み重ねたものでその上に漆喰が塗られていますが、この白塀が

屋敷を取り囲んでいます。塀越しには住まいが見えます。



 白塀に沿って進むと少し先に立派な門がありますが、この門は来客を迎えるための

もののようです。 


 白塀を左に曲がりますと、また、白塀が延々と続いており、その長さは100メートル

前後あります。小道は邸内の巨木に覆われ、今の季節緑の中に際立つ紅葉が足を止め

させます。


 長い白塀にアクセントをつけるかのように、大きな門第三の門があります。この門は

恐らく賓客を迎えるためのもので、特別の場合に開かれたように思われます。


 そっと脇戸を開き中に入ってみました。次にその邸内をご紹介します。