太東岬からの眺望をご紹介致します。
太東岬には灯台があります。振り向くと眼前には太平洋の大海原が広がっています。
ここには案内板にありますように戦争中電波探知機が置かれていたため、
米軍機の攻撃目標になりました。そこでこれを迎え撃つために機関銃座が
置かれたのです。戦闘機が太平洋を飛来し低空飛行で接近、電波探知機に向けて
銃弾を浴びせようとしたのですね。電波探知機が破壊されたのか、米軍機が撃墜
されたのかは説明されていませんでした。
岬に立って眼前の太平洋を眺めますと、妨げるものは何もなく電波探知機を置くには
最適の場であったことがうなずけます。
この岬に立って不思議に見えることは、岬の南側には広々とした砂浜が広がっていますが、
反対の北側はこの岬を境にリアス式海岸になっていることです。
岬から北側の海岸に下りますと、海辺から少し離れたところには「雀島」があり、
潮が引いた時には歩いて渡れそうです。
この日、太平洋は白波が立つこともなく穏やかには見えましたが、北側海岸では
大波が岩壁に押し寄せ、白波が砕け散っていました。