今回の記事は葬儀に関する
デリケートな内容を含みます

先週末に亡くなった義祖母
「ベベ」の葬儀が
昨日しめやかに執り行われました

(✳ビーちゃんと私は木曜日の深夜
再びフランス入りしています
)

水曜日に家族だけで火葬を済ませており
昨日は霊園にて葬儀・埋葬
その後 お別れ会という流れでした

(✳ブログ冒頭で十字架の絵文字を使ってますが
ベベは無宗教のため、教会式ではありません
)

霊園に入ると
思わぬ光景に大ショック

実のところ、こちらヨーロッパへ来て
霊園の内部まで足を運んだのは
昨日が初めてだったのですが
洋画や海外ドラマのイメージから
十字架や墓石の並ぶ姿を想像していたものの
実際には、大きな盛り土だけなされている
そんなお墓もそれなりにあって…
(経済的事情とのこと by ビーちゃん)
また、霊園は24時間開いているためか
お墓参りに来ている人や葬儀参列者のこと等
全くと言って良いほどお構いなしに
小型ブルドーザーが行き来
その土を掘る姿が妙に生々しくて…
と、様々な思いを抱えながら
一家の眠るお墓へと到着
(✳墓石は納骨のため一部開いた状態)
そこには、マクロン大統領似の
葬儀社スタッフが1名

ベベの友人たちも続々と集まり
気付けばお墓の周りに100名ほど

時間になると
遺灰の入った小さな壺が
葬儀社スタッフより運ばれてきました

ベベがこんなにも小さくなってしまって
なんて思ったら涙が止まらず

家族からの送る言葉の後には
葬儀社スタッフが壺を持って参列者を回り
ベベに1人ずつ声をかけていく
といった場面があったのですが
もう号泣です、私…
(✳日本では仏式が一般的で、納骨は四十九日に
というイメージが強いかと思われますが
葬儀からしばらくの期間を経て
そして心の整理もして臨む四十九日と比べ
今回のような即行納骨スタイル
どうしても複雑な気持ちでいっぱいです
)

その後、納骨を終えると
家族メンバーのみベベに向かって
花びらを落として行きます

これで本当にお別れなんだなぁと感じ
涙レベルも頂点に…
きっと私は参列者の中でも
ベベを知って最も年数が浅いはずなのに
人一倍泣いてしまって
なんだかそれが申し訳ない気もして…
でも、止められないものは
止められませんよね

開始から約1時間
寒さも一段と増してきた夕方 終了
義叔母宅にほど近い
お別れ会の会場へと移ります


ビーちゃんに付いて
ベベの友人たちと挨拶を交わしていると
こちらは皆さんを存じ上げないのに
皆さん、私のことをご存じで
人によっては私の名前まで分かっていて
「あなたがIsabelleね
」と

声をかけてくださる方もたくさん

続く言葉が
「ベベから結婚式の着物の写真
見せてもらったわよ」
「とってもキレイな写真だったわ」
「やっぱり日本の伝統装束は素晴らしいね」
と… 

どうやらベベもキキ(:ベベの夫/義祖父)も
以前ビーちゃんがメールで送った写真を
友人が訪ねてくる度に見せていたそう

アルバムは間に合わなかったけれど
このようなエピソードを聞き
なんだかとても嬉しくなりました 

写真を機に日本への興味が深まり
近々日本を訪ねる予定だという
おじいさま、おばあさまもいらして
これまた嬉しい限りです


誰からも愛され親しまれ
料理が上手でいつもオシャレで
笑顔に溢れていた
温かい素敵なおばあちゃん、ベベ
これからも皆の心の中で
生き続けます

本日もお読みいただき
ありがとうございました
