今、悲しい話はちょっと… という方
ぜひ過去ログ等
お楽しみいただけたらと思います

土曜日の午前中
ベベは天国へ旅立ちました

(✳ベベ:ビーちゃんの母方の祖母)
ビーちゃんと私が一報を聞いたのは
ドイツからフランスへと移動中の
サービスエリアでのこと
朝8時台にはドイツを発ち
病院へ急いで向かっておりましたが
残念ながら間に合わず
お昼少し前に亡くなりました 

2人してしばらく涙が止まらず
運転を再開しても視界はぼやけたまま…
高速で車を走らせていると
周りの景色の流れと共に走馬灯のように
ベベとの思い出が溢れてきて
まさに号泣



ただ、これまた不思議なことに
ベベは突然の脳梗塞であった訳ですが
彼女なりになんとなく
死期を悟っていたのでしょうか
亡くなるちょうど2週間前に終活を始め
家族に諸々 託し終えていたとのこと
加えて
死に顔は誰にも見せたくない
皆には元気な私を覚えていてほしいから
というベベの生前の意向から
誰も亡骸に対面していないという

〔 ✳木曜の夜にドクターヘリで搬送され
家族は翌・金曜日に駆けつけていますが
その時点で既に自発呼吸はできず危篤状態
(✳唯一、義妹が手を握ると心拍が上昇したそう
)

と、昨日は皆 病院ではなく義叔母宅に集い
臨終の知らせは病院からの電話で 

私たちも急きょ行き先を隣街の病院から
義叔母宅へと変更するに至りました 
〕


来週水曜日に家族葬、そして
金曜日に埋葬(+友人含めてのお別れ会)を
予定しています

そんなお別れの会を告げる新聞欄には
フルネームの後に愛称「ベベ」と
載せることになりました

(✳84年の間に愛称が通称化してしまっているため
本名だけではきっと友人も判らないだろうと
)

水曜日は家族葬と言っても火葬のみ
メインのお葬式は金曜日となるため
家族の中でも孫たちは仕事や学校を優先
したがって、ビーちゃんと私は
月曜の朝一でドイツへ戻り(午後から出勤)
木曜の夜に再び渡仏となりそうです

ちなみに、義叔母宅へ着くと
女性陣は出払っていて
(↑死亡届の提出や新聞の広告の件等で外出)
義祖父(キキ)は疲れもあってか爆睡中 

しばらくして目を覚ました彼と話すと
あまりにテンションが高くビックリ

(✳そうでもしないとやっていられない
というのが本音でしょう…
でも、それが余計に痛々しくて、思わず涙
)

哀しみの中で例のアルバムを渡すのは
場違いなのではないかと
落ち着いた頃合いを検討していた
ビーちゃんと私
ところが、ふとしたことがきっかけで
キキからブライダル写真が見たいと言われ
思いきって渡すことにしました

アルバムを開くと
最初は喜んで笑顔で見ていた彼も
「写真、本当に素晴らしい。綺麗だ。
ベベもきっと見たかっただろうよ」と
しばらく嗚咽が止まず
再びもらい泣きしてしまった私

(✳ブライダル写真の一部については
だいぶ前にメールで送っていて、ベベも見てます
)

それから、私たちの結婚のお祝いにと
キキ、ベベ、義母で注文していたという
大きなブーケも届き

もう涙の嵐です









昨日 改めて痛感したのが
死は突然訪れることもあり、だからこそ
生きているその瞬間を大切に
話せるうちにたくさん話しておかなきゃ
ということ

ベベと最初に会ったのが
一昨年のクリスマス
まだまだ話したいことあったよなぁ
もっと流暢にフランス語で
コミュニケーション取れてたらなぁ
なんて思えてなりません

1000羽折れずゴメンねと
それでも祈る気持ちは変わりなく
早く元気になるように
無事85歳の誕生日が迎えられるように
思いを込めてビーちゃんと作った
ベベ宛のバースデーカードです

アルバムもカードも
天国から見てくれているかな

ベベ、安らかに眠ってください
