実は4日前の土曜日にUPすべく
ちょこっと書き留めていた記事があり
少し前のことにはなりますが
先週の水曜日の話へ戻ります

そもそも水曜日に
フランス・ストラスブールまで
足を運んだ理由
それは
婚前契約書作成のため

フランスでは
婚前契約書や遺言書の作成は
弁護士ではなく公証人(notaire)が担当
(✳公証人はいずれの都市のどなたでも構わないため
私たちはドイツに1番近いストラスブールの方に依頼)
ただ、離婚裁判等では
弁護士も関与することから
私はまず先月
こういった分野のエキスパートである
パリの日本人弁護士さんから
色々アドバイスをいただくことに

(✳公証人はあくまで各種書面を交わす上での仲介人
→ ひとたび裁判ともなれば弁護士の出番)
そしてこの度ついに
契約を結ぶ時がやって参りました

公証人とのアポは15:00
私たちは時間ちょうどにオフィスへ


5分ちょっと経ち、まだかなぁと思いつつ
入り口のソファで待っていると
受付の方から
「今まだ車で向かっているところでして
あと10分ほどお待ちいただけますか
」

と

フランスに限らずドイツでもそうですが
「10分ほどお待ちを
」

=「20分、30分はお待ちくださいね
」

(お待ちの間にぜひ、といただいた【婚前契約手引き】)
というわけで、予想通り15:30を回り
ようやく現れた男性公証人
そんな彼はというと
かの映画『ゴッドファーザー』を彷彿とさせる
イタリアンマフィアのドン的オーラを
燦っ々とお放ちになり
(もはや「ちょいワル」ではない
笑)

第一印象
怖っ




握手を交わし、部屋に入ると
「今日は具体的にどういったご用件で」(仏語)
と真顔のマーロン

(✳マーロン:『ゴッドファーザー』主演男優
マーロン・ブランドの名前拝借)
ビーちゃん
「私たち、来月結婚する方向でおりまして…」
と、ここでいきなり
喝 





マーロン
「君きみ、『結婚する方向』じゃなくて
『結婚する』んでしょ
」

(with スマイル)





ビーちゃんとしては
「僕たち来月結婚するんだけどぉ」なんて
軽いノリで聞こえてはなるまいと
ほんの少~し遠回しに言っただけなんだけど
それが見事あだとなりやした
(笑)

その後も時折
マフィアンジョークに脅えつつ

ってのは冗談

意外と(←失礼
笑)面白い方で

また、私を思ってか、フランス語も
ゆっくり話してくださって
(✳よほどの専門用語以外はビーちゃんの通訳なしに
そのまま理解することができました
)

そのうえ、次回の予約については
本来であれば事務所は平日のみのところ
土曜日でも なんて言ってくださり

ちなみに、契約書作成にあたり
ビーちゃんの出生証明書とID
私の戸籍謄本(+翻訳)とパスポート
以上のコピーが求められました

在日フランス大使館宛に提出した
婚姻用件具備証明書申請の際の書類が
ここでも役に立つとは

あとは、契約書作成費用
こちらは次回 支払いますが
あははっ、これが馬鹿にならない 

(✳結婚2年後には契約書の内容追加・変更も可能ですが
これまたかなりの費用が発生するため要注意
)

と、昨日の記事とは打って変わって
オチも何もあったもんじゃない
シリアスなトピックですみません

一応〆はちょっぴり可愛く(笑)
ストラスブールで見つけたポストです

もしよかったら
以下 過去ログもご覧ください

(日本人経営日本食レストランにガッカリな一件)
(ストラスブール大聖堂 × シャーロック)
Merci Beaucoup
