伝統的に、5月は聖母月ということで、我が所属教会では、ミサの15分前に「ロザリオの祈り」のダイジェスト版をいる人で唱えるということをやってます。

友人から頂いた、ロザリオの使い始めをみなさんと迎えることができて、とても嬉しかったです。また、清々しい朝の始まりとなりました。

 

ミサ終了後、『回勅 パーチェム・イン・テリス』の読書会に参加。教皇ヨハネ23世は、キューバ危機を回避することに一役買った教皇さまであり、第2バチカン公会議を開催することを決めた教皇さまでもあります。
そんなすごい偉業を成し遂げた教皇様の半生のDVDも出てますので、よかったら、ぜひご覧ください。とてもユーモアがあり、決断力のある教皇様であったことがよくわかります。私は教会で上映会があったので見ましたが、いまみても心を打たれましたし、人生の参考になるものでした。
 
『回勅 パーチェム・イン・テリス』は、平和の教皇と言われている教皇様が、遺言とも言われる最晩年の回勅です。「カトリックにとって、平和と正義ってどんなことを指すのか?」という疑問が湧いていた時に教えていただいたのがこの本でした。とはいえ、歯ごたえがありすごて一人では読み切れないなと思い、知人に声をかけ、賛同してくださった人たちで、月1読書会を開き、読み進めています。
 
今日は「権威と神の関係」についてでした
心に残った文章を引用して、このblogを終わりにします!
社会が秩序ある豊かなものとなるには、その秩序を保証し、共通前の実現に十分貢献できる権威の存在が不可欠です。
この権威は紙に由来します。それは「神に由来しない権威はない」(ローマ13章1-6)と聖パウロが教えているとおりです。

権威は、何よりもまず、倫理的な力です。ですから、権威は何よりも先に、人々の良心につまり自分から進んですべての人の共通善に寄与するという、人間誰もが負う義務に、訴えるべきです。人間は、その本性の尊厳からすれば、皆平等ですから、だれも他社の内心を強制することはできません。これは神だけができることです。