来場者がのべ20万人に迫る勢いの「マティス展」に行ってきました

結論からすると、2023年の東京都美術館のマティス展もめっちゃ感動しましたが、今回は、今回はキリスト者として、その場を離れがたい体験をしました。

 

写真を撮って良いエリアがありましたので、特に、20世紀キリスト教芸術の傑作と言われている、マティス最晩年の大作、ヴァンスのロザリオ礼拝堂のエリアを特にバシャバシャ撮りましたので、ご鑑賞ください!

 

『花と果実』を眺める人たち
マティスの真骨頂、洗練された明るさと優しさを感じました

 

ヴァンスのロザリオ礼拝堂の模型

 

内装を再現し、実際に祖の場にいる感覚で見ることができました

 

『十字架降架(習作』1950年
現物を見た時、一瞬、何を描いているのが恥ずかしながらわからなかった

自分の写真を見返して、やっとこの図の意味を理解した

この力強いシンプルな線の十字架降架が、2000年前の史実に最も近い表現に思えた

ここまでして、イエス様は私達のためになくなってくださったのかと思うと、目に涙が。

 

『十字架の道行』のパネルの復刻版が展示されてました

その過酷さを表現するため、マティスは敢えて荒々しい筆致で描いたとのこと

この場に座って、イエス様と対話したいです

 

『星形のある背景の聖母子』1949年

 

 

神父様の式服もデザインされていました

 

私は、マティスがとても大好きなのですが、2023年に開催された、マティス展でのヴァンスのロザリオ礼拝堂関連の展示が、いまいちピンと来てませんでした。(関係者の方ごめんなさい)

今回、実際の空間を再現していただいただいたことで、それそれの制作物の役割と効果が立ち上がり、私の心の中に染み入ってきました。美術品ではなく、宗教的体験として、自分がその世界観に浸ることができました。
ぜひ叶うならば、今度は、現地で、祈りの時間を持ちたいです。(円安だけど・・・)