バブル再来？

テレビをみていたら、ユニクロが５０００人のパートタイマーを正社員登用するというニュースが目に入りました。会長のコメントはあまり良くはない労働環境で頑張っている優秀な人材が流出するのを止めたいという内容でしたが、５０００人を正社員登用して増える経費が１０億円って少なくありませんか？。一人あたりにするとスロット万枚ゲットと変わんないですよ。つい数日前も日本一早い入社式だとユニクロの名前が出てましたが、かなり人手不足が深刻なんでしょうね。

これらのニュースで僕なんかはバブル期を思い出します。当時の僕は大学卒業後に中堅どころの量販店に入社。いきなり２月１日入社式でした。会社の説明では、日本一早い入社式がニュースで流れると宣伝効果が大きい為という説明でしたが、実態は人材流出に歯止めがきかなかったからだったのです。もう次から次に先輩達が退職するから転勤が多い。同期で年４回転勤した奴がいたくらいです。かくいう僕も２年間で４回転勤でした。その間も流出を抑えるために賃金がどんどん上がるわけです。早朝勤務手当、仕入れ業務手当、技術手当など後付けの手当が増えてくるのです。それでも他業種と比べると年収は低いですから給与水準の高い業界に転職していく人が後を絶たないわけです。また、転職もできた時代だったのですね。

人件費上昇によって会社の負担は増えるわけですが、僕のいた会社は転換社債を発行してやり繰りしてました。

紆余曲折がありながらもいまだに小売りの道を歩く僕ですが、同じ道を歩く若い人達には上を見ることも必要だけど足元も見失わないようにと言いたいですね。