
七尾美術館「岡本太郎展」最終日に寄りました。
釣行後に寄った温泉でふと目に入ったテレビに在りし日の岡本太郎が出てまして「感動で満足しちゃ駄目なんだ。感動を超えなくっちゃいけないんだ」と激を飛ばされました。これはもう観に行く事が運命づけられてるぞと勝手に思い込んで行って来たわけです(笑)。
岡本太郎展を観て、数々の作品からよりも「岡本太郎」の言葉と「岡本かの子」の感性に僕は感動を覚えました。また、それらも合わせて展示した七尾美術館もセンスが良いと思います。なかでも「かの子」の残した衣装というのは本当に洒落ていたのには驚きました。当時は悪趣味としか理解されなかったとのことですが、完全に時代を超えていましたね。かの子と一平の夫婦愛は凡人には理解し難いものだったということを以前書きましたが、その両親を評した太郎の言葉がパネルで飾られていました。「二人とも親としては落第だったけれど、人間としていつも対等に接してくれた」と。
会場には多くの言葉のパネルがあり、心に残る言葉が多かったので、お土産に岡本太郎、敏子の言葉の本を買いました。しかしながら、あまりにも崇高過ぎて超えられる感動じゃありません。憧れです。