1997年5月の開設時13社に過ぎなかった「楽天市場」の出店企業は現在4万にもなっています。

三木谷の学生時代の恩師である教授の米倉誠一郎は「特別な存在ではなく、とりわけ若いベンチャー企業経営者には参考になるオーソドックスな点が多い」と指摘する。

米倉が分析する「楽天の強さ」とは。

三木谷(浩史)君は“サービスアパートメント”の発想を持ち込んだ。例えば、「楽天大学」を開講して、懇切丁寧にネットショップ運営のノウハウを提供していますよね。

同じアイデアを持っていたとしても、言うだけの人はたくさんいます。それをやるか、やらないか。どれだけ精緻なモデルにできるか、できないか。その差はとても大きい。きっちりできたのが三木谷君であり、経営スタイルそのものは非常にオーソドックスです。と語っている。

「楽天モデル」は世界で通用するのか。それが今の三木谷さんにとって最大の関心事だと思う。仮想商店街を作って終わりじゃない。「楽天モデル」は世界で通用することを証明するまで走り続けるんじゃないでしょうか。





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