重要なポイントは、大人も「いじめ」をするということ。

いじめは、あらゆる年齢層のあらゆる集団に存在している。にもかかわらず、いじめを学校の問題として語るのは、問題の矮小化にほかならない。

いじめは子供だけの問題ではない。この社会に生きる私たち全員の病痾だ。

いまの学校は強制収容所だ。行きたくもないのに早起きをさせられて、会いたくもない連中と薄暗い部屋に閉じ込められる。学校に「通わせる」こと自体が、子供に対する人権侵害なのだ。学校に通わせることと、教育を受けさせることとは違う。

現在はたまたま重なっているだけで、学校に通うことを強制する理由はない。
学校に行かないと社会性が身につかない――と、危惧する人もいるだろう。

では、社会性(笑)を身につけた大人たちがどんな世の中を作っているのか。どんな生き方をしているのか。私たちが「社会性」だと思っている行動原理は、たぶん構造的にいじめを生む。
そんな社会性なんて要らないのではないでしょうか?

 大人がいじめをやめない限り、子供がいじめをやめるわけないと思います。

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