■恐怖譚歌「ビル」 戦犯の怨みも残る土地跡に墓標の如く聳え立つビル 池袋のサンシャイン60は、昔は戦争犯罪人が数多く収監された巣鴨プリズンのあったところで、処刑された戦犯の人たちの幽霊が出るなどといわれていました。東京でも有名な心霊スポットであったのです。 ぼくは、サンシャインビルに入っていた某流通企業の広報室に出向社員で勤務していたことがあり、その時の同僚には実際に軍服を着た幽霊を見たという人もいました。ぼく自身は、出版物の校了で夜の9時過ぎまで残業していたことが何度もあるのに、とうとう一度も幽霊を見ることはありませんでした。 それが今でも残念です。