■夢日記 図書館にて
図書館で本を読んでいる。
机の反対側に座っている人の息がうるさい。
まるで木枯しのような音が聞こえる。
あらためてその人を見ると、鼻がない。
鼻がある筈の場所にはふたつの穴が開いている。
そこから木枯しのような音が漏れている。
私は見てはいけないものを見てしまったような気がして、
慌てて視線を本に戻して読書を続ける。
ほかの人たちだってうるさいと思ってる筈なのだが、誰も何も言わない。
うるさいのは仕方がないことだと思う。
だが息の音がますます気になってしまい、読書に集中できない。
私は読書をあきらめ、本を閉じて、元の場所に返しに行く。
閲覧室の通路の途中で、
針金のようにやせ細った女が一人でダンスを踊っている。
病的な体型で、腕や足など針金のようにか細い。
その女が邪魔で、先へ進むことができない。