元気スペシャル セミパラチンスク 核実験場閉鎖から20年

写真家 森住 卓

 旧ソ連の核実験場だったセミパラチンスク。昨年秋、五年ぶりに訪れた。

 この地で、はじめて核爆発が起きたのは一九四九年、ちょうど六〇年前だ。それから四〇年間、核爆発は四六七回に及んだ。環境に放出された放射性物質は、チェルノブイリ原発事故の五〇〇〇倍といわれている。