2565号
またもや昨日の水曜名画座は「カサブランカ」だった。恩師小原先生のリクエストだ。二回目の上映と言うことになるが、先生も相当思い入れがあるのだろう。それにしても何度観てもやっぱりじわりと涙がにじんでくる。ハンフリー・ボガードのクールながら人情味溢れた演技。イングリット・バーグマン、あの何とも言えない哀愁に満ちた眼には涙を誘われる。「私はね、
映画よりも君に会えるのが楽しみで来ているんだ。ところで、先週は出雲に行ってたもんだから来られなかってすみません」と先生。娘さんの運転で片道6時間も掛けて。凄すぎる体力だ。「そりゃあ、きつかったでしょ」「きつかったけれども、いろいろ風景を見るのも楽しくてね。向こうでは、10基のお墓を参って、お寺にも行って、友人を病院に見舞いも行って来まし
たよ」とおっしゃる。「そうそう、君が出雲大社に行くときは連絡してください。ホテルなんかに泊まらなくても私の家に泊まるといいですよ」。嬉しいですね。ありがたいですね。先生はいつでも言葉がとてもきれいだ。出雲大社は今年60年目の遷宮を終えたばかりだが、死ぬまでには一度行ってみたい。それにしても89才の体力だ。私なんか6時間も車に乗っていたら
氣がどうかなりそうだ。せいぜい1時間がいいところだ。びっくりする体力だ。ビールを美味しそうにゆっくりとゆっくりと飲みながら、いつもの話が出てきたぞ。「僕はねぇ、オヤジの言うことは何でも聞いてきたんだ。結婚も親同士で勝手に決めてね。僕は父に断ってくれるように何度も頼んだけれども聞いてくれなかったんだ・・・」。ちょっぴり淋しそうに・・続く
23日の「ありがとうございます」12300回。 めだかの楽幸・経栄塾ByMYレコードCafe昭和の時代



