1338号
昨日の朝は特別に冷たかった。公園のトイレは吹きさらしなので、濡れた手が赤く腫れ上がって感覚が無くなった。これも修行だよ・・堀木さんが、やっと少し元気になってお店を出せるようになったので、久しぶりに「洋文堂」に会いに行った。お客さんに「これどうぞ・・」と出された饅頭がとても美味しかった。「これは主人の実家の上山田の饅頭なんです」。「えっ!! 上山田??」。食べた後、包装紙をよく見ると、『山田饅頭』とあり、福岡県嘉麻市上山田1405-1と確かに書いてある。「なつかし~・・・」
筑豊は、炭坑華やかなりし時より、千鳥屋、ひよこ、成金饅頭、さかえ屋など銘菓のメッカでもある。何と云っても上山田は知洋兄が養子にやらされた先で、親父が死んでからは年に何回か筑豊本線の蒸気機関車に乗って遊びに行ったものだ。おばさんが、電気冷蔵庫で作った、赤や緑色のきれいな寒天を出してくれたのを今でも覚えている。生まれて初めて見た食べ物だった。
(小笠原さんより薩摩の丁字屋の醤油を頂く。創業・亨保20年、273年前という。さつま か・・・)
(板櫃川のカルガモ親子)
2ツ上の兄は野球がとても上手だった。立派なグローブやバットも持っていて、本当に羨ましく思ったものだ。大きな大きな公衆浴場がまた凄い。二重になっていて、周りの浴槽はドブのように汚れている。その中で炭坑で真っ黒に汚れた身体を洗ってから中の大きな浴槽に入るのだが、これがまた本当に大きくて、子供たちはみんな泳いだり、暴れたりして楽しいんでいた・・・そんな光景が瞬時に浮かんできて、半世紀がアッという間に過ぎ去ったことを思い知らされた。





