1159号
オール与党の現市長、実績も残しているし誰も対抗馬が出ない。これではいけないと声は挙がるが誰一人として手を挙げる者はいない。そこで白羽の矢が立ったのが中田宏衆議院議員である。「誰からも断られたのであんたしかいない」と、あまり気持ちのよい推薦ではないが引き受けることになる。しかしいざ出馬となると、相手は実績を引っ提げての現職、アリと象の戦いである。勝負ははじめから見えていた。中田さんの「偏差値38からの挑戦」にこう書いてある。エリートとは良い大学を出て官僚などの出世コースを生きる人間ではない。これは無理だと思うこと、みんなが尻込みしてやらないことに、敢えて挑戦していく人のことをエリートという、と。
その彼が大方の予想を覆し見事奇跡の当選を果たしたのである。7年前のことだ。市長に就任した彼が一番に掲げたことは、行政改革はもちろんのこと、誰もが手を着けられなかったゴミを30%削減することだ。まさにエリートの仕事に着手した瞬間である。
(トイレ掃除と行政改革の相関関係は? 堂々と質問する川崎君)
ゴミ30%削減で一番先に反対したのは、市民でもない、企業でもない、何と本家本元の市職員たちである。「無理ですよ」「どうして市民に理解を得るんですか」等々後ろ向きの答弁ばかり。なぜなら、当時の横浜市は、家庭用ゴミの分別は一切行われておらず、生ゴミから家庭ゴミまで一切合切すべて一つの袋でゴミ出ししていたのだから無理からぬ話でもある。しかし彼はへこたれることなく、「どうしたらできる?」と問いかけ、二年間の猶予期間を与えた。・・・つづく





