960号
昨日の日曜日は、朝から裏の畑の手入れや、くま子の遊び場の整備をした。遅咲きの隼人瓜がやっと実をつけてぶら下がっている。今年はなぜか発育が悪く実もほとんど生っていないが、一つだけちぎって初物を仏様にお供えした。
今朝から雨がよく降る。くま子はまだ4ヶ月にも満たない赤ん坊だ。それでも突然外に放り出されても泣きもしないでグッと耐えてきたが、雨が一番辛いだろうな。外犬は本当に辛抱強い。室内犬のチーボーはその点贅沢すぎる。一日中グーグー寝てばかり。お腹が空いたらワンワン吠えて「早くくれ」と催促する。夜中に「椅子の上に上げろ」と言ってワンワン吠える。
(初生りのハヤトウリ) (降りしきる雨の中、小屋の中でじっと耐えているくま子)
拾ってきた公園は、山の麓にあって野犬がウロウロしている。くま子もその子供だろうが、生まれたばかりでひょろひょろしているときに、カラスか、野犬に耳を噛まれたのであろう、半分千切れたままだった。医者に連れて行ったら、「これは手術は出来ません。このままにしておくか、切除するしかありません」と言われた。だからそのまま大きくなっている。それがまた愛おしい。
(朝日新聞に載った、放浪の画家・北原慎二さんと、お願いしていたイチローの似顔絵が出来上がったよ)
「あそこの犬は絶対になつきませんよ」と、お客様の犬好きな歯医者さんから言われた。「一晩中子犬たちの鳴声がして、それを聴くのが切なくて・・」と。「でも、ある日突然、一斉に鳴き声が聞こえなくなるんです」。捕獲されて連れて行かれたのだ。「それがまたたまらなく哀しくなるんです」と。優しい先生だ。でも、くま子はそんな逆境の中に生まれながらも、運良く我々の許に縁づいてきてスクスク育ち、愛情いっぱいに表現してくれる。家内なんかは「くま子我が子」とばかり、バカ可愛がりだ。泣き言一つ言わない犬に学ばされる。人生色々あるがじっと耐えて生き抜こう。





