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おいらが最も尊敬している野球人・王貞治さんが遂に引退された。50年間、まさに半世紀に及ぶ大活躍で、日本中の人々に勇気を与え続けてこられた偉大なる人物である。。奇しくも、24日に故稲尾和久投手の特集テレビが放映されたが、昭和33年、巨人相手に奇跡の大逆転優勝を果たしてから50年。その50年前に王さんは巨人軍に入団されたのである。50年間も第一線で活躍し続ける人は、世界広しと言えどもそんなに居ないだろう。まさに希有の大野球人である。



おいらはへそ曲がりだから、「巨人、大鵬、卵焼き(たまごやきは貧乏で食べられなかっただけ)」は大嫌いだったが、王選手だけは大好きだった。17才で草野球を始めたが、バットを左に持ち替えて、あこがれの一本足打法で引退まで押し通した。確かに一本足打法は飛距離は伸びるが、安定感に欠けよく三振もした。おいらの草野球人生は、稲尾和久投手と王貞治選手が常に鏡だった。



ホームラン868号の大金字塔は永遠に破られないだろう。名実共に世界一である。その世界一の王さんを慕って、イチロー選手が大リーグで単独世界一を目指している。WBCで優勝に導いたイチロー選手の大活躍は、尊敬する王さんに捧げる命がけのプレゼントだったと思う。



弱小チームを引き受け罵倒されながらも、ホークスをリーグ優勝3回、日本一を2回も成し遂げた名将としてその名は永遠に刻まれることであろう。でき得るならば有終の美を飾って勇退したかったと思うが、「50年間心ときめかしてやってこられたのは幸せです」との弁、さすが世界の王さんだ。小泉純一郎元総理が引退し、「さすが潔い」と思ったが、息子が4代目の世襲として立候補すると聞いてガックリ。本当の改革は自ら律することだろう。偉大なる王さんとの違いは歴然だ。