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北川正恭さんは、こんなことも話されていた。「佐賀の唐津に早稲田大学(北川さんは早稲田大学の教授)と提携して一貫性の学校を開校させる準備をしている。まさに九州の唐津がアジアの中心となって発展していく先駆けになろうとしている」との由。僻地から中央への脱皮の壮大な実験だ。そのためにも地方主権の道州制が一日も早く実現することだ。地方のそれぞれが知恵を使えばいい。知恵は無限大に湧いてくる。中央集権が続けば続くほど地方は疲弊し崩壊へと転がり落ちてゆく。




いみじくも、東井義雄先生がこんな言葉を遺されている。兵庫県の西村徹先生より頂いた「東井義雄一日一言」の中に、村を捨てる学力・・「村の子供が、村に見切りをつけて、都会の空に希望を描いて学ぶ、というのでは、あまりにもみじめすぎる、と思うのだ。そう言う学習も成り立つであろうが、それによって成り立つ学力は、出発点からして「村を捨てる学力」になってしまうのではないか。そんな「学力」を目指していると、村を荒廃させるばかりでなく、国を荒廃させ、人間を荒廃させてしまうだろう」と。おっしゃっている。






(イタズラくま子と、指吸いの詩ちゃん)

村の子供たちの大半が、やがて都会に移行しなかったら、村そのものの生活が成り立たないと言われる現状の中で、都市の空に希望を描いて進む道が、村の子供たちをしあわせにする道であるように思われる。しかし、この生き方に欠如しているものは「」である。東井義雄先生は、この今の日本国の現状をずっと昔から先読みされておられたのである。政治家諸氏にぜひ読んでもらいたい。