563号
昨夜、NHKテレビで米の自由化についての影響等について特集があっていた。自給率39パーセントが、完全自由化になったら12%までになってしまう。先進国で自給率が100%を切っているところはない。アメリカだってふんだんに余っているから輸出攻勢をかけているのである。フランスなんかは断じて自由化を阻止している。これは国家の政策であり、国民を守る最大の政治責任であると言うことを政治家は強く認識しているからだ。ところが日本の政治家はどうだろうか? アメリカに気兼ねばかりして、怪しげな牛肉の輸入再開を許し、今度は米までもが大量に輸出攻勢をかけられようとしている。
日本でしかできないと言われていたコシヒカリも十分においしいものが出来ている。中国においてもコシヒカリが生産され、日本に輸出することを目論んでいる。米の自由化が進んでいる台湾では、多くの農家の人たちが安い米に押され、農地を手放し貧困にあえいでいる。いずれ日本もそうなるだろうと言われている。新潟の農協では一俵当たり15000円の買い取り価格が一気に10000円に下げられ、農家の人たちは大あわてである。こんなことでいいのだろうか??環境異変が続発し、食糧危機が叫ばれているなかで、今こそ自給率の回復に全力を挙げなければ、国家の安全保障は風前の灯火となってしまう。
海外派兵や日米安保ばかりが安全保障じゃありませんぞ。国民の命を守るのが政治家の使命ではないのか。奇しくも、「養心の会」の石丸さんの新聞『一心』10月号にこのことを書いてある。土つくるは糧食のため 地養うは子孫のため 国興さんは惟命なり
と題して論説を述べられている。『坂本龍馬や勝海舟や西郷隆盛のような人材はもう出ないのか・? 今の政治家の人間力の失墜は、日本を世界のなかで孤立させようとしている。与党に対して何でも反対を掲げる野党。自党の勢力を慮るばかりで、大局的見地に立って判断できる度量のある党首は出ないのだろうか。輸入に依存している日本国である。世界から孤立させられると国民はたちまち干上がってしまう。過去の過ちは起こしたくない。度量のある憂国の士の出現を切に望む』とある。



