12/15・NHK特集「夢は無限に」と言うタイトルで、脳性麻痺の障害を持ちながら、野球を通して生き甲斐を見つけ無限の夢に挑戦する金子凌君11才のドキュメントで感動を頂いた。
野球が好きだが、思うように身体がついていかない。悔しい、哀しい、歯痒い思いで落胆するが、忙しい中を子供と一緒に野球に打ち込むお父さんの励ましによって立ち直っていく。
特に磯部敏晴さんは大学院時代に過って機械に右手を突っ込み切断してしまったが、昔の野球を思い出して、左でボールを投げる練習から始まり、チームの中心打者となって活躍している姿に触発され、一人で黙々と素振りをするなど前向きに取り組むようになった。そして苦手な算数も自発的に勉強するようになりムクムク成績が上がっていった。
磯部さんだけではなく、みんな突然障害を負った心のキズだけでも大変なものだと思う。右利きの磯部さんが左利きに修正するのは並大抵の苦労ではない。ましてやボールを投げることはそれこそ大変だ。左でボールを投げ、即座に挟んでいる右脇からグローブを左手に持ち替え、飛んできたボールをキャッチし、また即座にグローブを右脇に挟み、ボールが離れた瞬間に左手でボールを握り送球するのである。バッティングも左手一本で振るのだから、大変な腕力だ。
片足のない人もいる。本当にスゴイの一言で絶句してしまう。このような方たちが野球というスポーツに一心に打ち込む姿は大きな感動と勇氣を与えてくれる。イジメや引き籠もりで苦しんでいる子供たちに是非観て欲しかった。丁度新聞を開いたら、北九州フューチャーズが全国大会で優勝した記事が大きく載っていた。決勝戦の相手・神戸コスモスには何度戦っても手も足も出なかった。昨年は完全試合されている。過去1点も取れなかったのに、0-2で迎えた最終回、2-2に追いつき2アウトから逆転の1点をもぎ取り奇蹟の優勝を果たした。北九州市長へ表敬訪問した記事には、記念品にボール3ダースが贈られたと書いてある。こんな凄いことをやってのけた割りには、「もうちょっと何とかならないものかなあ,市長さん!」と、思った次第である。



