ずっと以前
奥美濃地方の山に入った。
地図に山名の表記はなく
谷の表記もない
もちろん登山道などはなく
沢が道だった
頂上までの標高差は大したことはなかった
問題なのは道がないという事
道がないというのは人がほとんど入らないと言う事
獣の天国みたいなところ
熊の糞？
らしいの あったね
こんなところに行こうなんて
考えることがわからん
と思いながら行ったわけさ
沢を遡行してたった３時間、
水源を過ぎると あとはヤブ漕ぎ
通れそうな石楠花をかき分けるしかない。
頂上の目安は三角点の石標
地図には書いてあるが、こんなところに誰が建てたんだろ
国土地理院の測量隊には頭がさがる。
探すが結局わからん
石楠花は伸びほうだいに伸びている
人間を拒むように絡まって、背の丈以上に伸びている
そんなところは枝の上を歩かないといけない
１日の大部分を石楠花の上を歩いた
だから私は石楠花が大嫌いだ。
石楠花は大嫌い
もう一回言おうか？
Cobucim