沢に入るときはいつも気分が高まる。
堰堤をいくつも越えると、やがて15mの滝が出てくる。
それは谷が左にぐぐっと曲がったところにある。
音だけが聞こえて、いきなり姿を現す
![$Cobucim コブシム-3596](https://stat.ameba.jp/user_images/20130808/06/is-woods/70/cd/j/o0800060012638993504.jpg?caw=800)
この谷は今まで何回か来ている。
易しい谷なんだけど、人気のある谷
いつも天候に恵まれなかった。
以前この15m滝はトップで上がり、二人目まで上がったが、三人目は増水で上がることが出来
なかった。
![$Cobucim コブシム-3611](https://stat.ameba.jp/user_images/20130808/06/is-woods/19/ac/j/o0800060012638993506.jpg?caw=800)
沢は増水するといきなりグレードがあがって、緊張感も半端ない
隣にいる人間と話すにも水の音で怒鳴らないと聞こえない。
立って歩けるところも、枝にしがみつきながら通過することになる。
山の溺死はこんなとき
![$Cobucim コブシム-3613](https://stat.ameba.jp/user_images/20130808/06/is-woods/63/06/j/o0800060012638994317.jpg?caw=800)
今日は日ごろの行いもよく
谷は優しい顔を見せてくれた。
白い花崗岩が削られた谷、
緑色の水をたたえた釜
ところどころに日の当たる場所があって、思わず足をとめる。
時間はまだ十分ある。
![$Cobucim コブシム](https://stat.ameba.jp/user_images/20130811/00/is-woods/f1/e1/j/o0800060012642392866.jpg?caw=800)
![$Cobucim コブシム-3618](https://stat.ameba.jp/user_images/20130808/06/is-woods/c7/93/j/o0800060012638994319.jpg?caw=800)
この夏も予想外の高温
こんな時こそ沢のマイナスイオンがうれしい。
ふんだんの水が体の火照りを冷ましてくれる。
![$Cobucim コブシム-3631](https://stat.ameba.jp/user_images/20130808/06/is-woods/30/d3/j/o0800060012638995231.jpg?caw=800)
今日はすべてに気持ちがいい。
堰堤以外はすべて直登
ザイルも使わずに、すべてフリーでいく。
一度だけドボンした。
じつは私はトンカチなんです、
お笑い話です。
擦り傷も無く、ヒルの被害も無く帰れた。
一緒に行ってくれた仲間に感謝。