one for all , all for one -3ページ目

微力ではあるが無力ではない一日

栃浜という漁場に流れ着いた漂流物の撤去。


早朝から昼までの引き潮の間に

限られたスペースに漂流物を集めて

少しずつ燃やして行く作業。


一気に引き上げたくなる気持ちを抑えながら

地道な作業は続く。


満ち潮になると今まで集めた漂流物を海がまたさらって行ってしまうからだ。



この作業をもう2ヶ月も続けている地元の漁師さん。

気の遠くなるような話だが、それでも震災直後は

湾一面が漂流物で埋まっていたらしい。

現在は3分の1ぐらいになっている。


少しづつだが確実に海がまた元の姿を取り戻そうとしている。

「明日の朝にはまた別の漂流物がやってくるんだよ。」

と笑って話をする漁師さんの表情には決してあきらめなどない。


ここは最高のムラサキウニが取れる場所。

「来年の今頃はすっかりきれいになってまた最高のウニが取れるから

その時にもう一度おいで。ご馳走するから。」

この土地を心から愛しているのだろう。


あとでご自宅に招いていただき、取れたてのひじきをご馳走になり

お風呂まで入らせていただきました。



海の男の強さと優しさを感じる一日でした。