医療レーザー脱毛用のレーザー機器に種類はいくつかありますが、今一番使われているレーザー脱毛機は、ダイオードレーザーです。ダイオードレーザーは、皮膚のデリケートな日本人に対しても安全で、世界で初めて脱毛の永久性が認められている医療レーザー脱毛機です。医療レーザー脱毛機器での脱毛の実際について説明します。医療レーザー脱毛についての詳しいQ&Aもありますのでご覧下さい。
医療レーザー脱毛は、永久脱毛可能か
医療レーザー脱毛では永久脱毛が可能です。脱毛用レーザーの中で、世界で初めて永久脱毛が可能と認められたダイオードレーザーを使用している医療機関で、医師の指示通り治療(レーザー照射)を行えば、永久脱毛が可能となります。医師の指示通りと書きましたが、顔の部位やひげの濃さなどで個人差はありますが、1 回の治療(レーザー照射)だけでなく、期間をあけて複数回の処置が必要となります。
通常は予約制
医療レーザー脱毛の診療を行なう美容外科や皮膚科の多くは、通常予約制です。土日の心療についてはどこも混雑しますので早めの予約がおすすめです。
治療時間はそれほどかからないが
ダイオードレーザーであれば、わずか1秒のレーザー照射で、約10ミリ四方の範囲の毛根を一度に処理が可能です。治療時間は治療部位や毛の量によって変わります。
治療回数
治療時に生えている毛は1回目の照射で生えてこなくなりますが、毛には毛周期というものがあり、休んでいる毛が、脱毛された毛を補うように生えてきます。永久脱毛する為の回数は部位や年齢によりかなり違いますが、一般に3回~5回程でおおむね満足できる状態になります。 10回程度必要なケースもあります。次の毛が生えてくる期間は、個人差がありますが、約1~3ヶ月で次の毛が生えてきます。
レーザー脱毛前の毛の状態
針脱毛のように毛を伸ばす必要はありません。というより治療直前に剃るほうがよいでしょう。皮膚表面に毛が出ていると、レーザーが出ている毛に反応してしまって毛根まで届かず、脱毛が出来ないからです。
治療前のテスト照射
通常は、実際の治療に入る前にテスト照射をします。10分間程度反応を確認し、問題なければ治療に入ります。

医療レーザー脱毛とは、黒い色素(メラニン)に集中する特殊なレーザー光を照射し、皮膚にダメージを与えずに、毛の再生を司る皮脂腺開口部附近や立毛筋直下膨大部に熱ダメージを与えることで、毛の再生を困難にして脱毛させてしまうという治療方法です。



医療レーザー脱毛の原理は、黒い色素(メラニン)に吸収されやすい波長のレーザー光を照射して、皮膚の表面を透過することで皮膚の表面には傷を残さず、毛根と毛乳頭のメラニンの黒色だけに熱ダメージを与え、毛の再生を困難にするというものです。
毛乳頭には神経や毛細血管が集中しており、毛の成長に必要な栄養素をとりこみますので、この毛乳頭を破壊しない限り毛は再び生えてきます。
医療レーザー脱毛を熟知した医師が肌の色や肌質、毛質から、お一人お一人に応じた適切なレーザーの照射パワーを判断し、安全で確実な脱毛を施します。
医療レーザー脱毛治療では、ワキの場合では脱毛と同時に臭いの元となるアポクリン汗腺も破壊するためにワキガの症状を緩和する効果があります。
また医療レーザー脱毛なら、埋没毛の悩みも解消しすとおもいます。

毛を抜いたり、カミソリで剃ったりなどの自己処理が原因で、皮膚表面の角質が毛穴を覆ってしまい、毛が外に出られない状態が埋没毛です。無理に皮膚を破って埋没毛を抜こうとすると、皮膚に炎症をおこしたり、色素沈着の原因にもなります。
クーリングガスで冷却しながら脱毛しますので熱くなりません。また皮膚の表面を透過し、毛根と毛乳頭のメラニンのみに吸収されるので、皮膚表面に反応してしまうことはほどんどありません。だから肌を傷つけずに安心して治療を受けていただけます。
医療レーザー脱毛は手軽に出来る施術法ですが、より完璧な永久脱毛をする場合、治療回数や治療期間は施術部位や毛髪によって大きく異なります。

☆医療レーザー脱毛は短時間で治療できる
永久脱毛で用いられるレーザーは、直径約1cm×1cmの範囲を一瞬で照射出来ます。そのため、両脇なら約10分程度で治療が終わり、施術範囲が広いスネ毛(両側)でも30分程度で済みます。

☆完全な永久脱毛するなら数回の治療が必要
レーザーは毛に含まれるメラニン色素に反応して、毛根や毛母細胞そのものを破壊します。そのため、毛が抜けたばかりの毛根はレーザーを照射しても効果が出ません。そのため、完全な永久脱毛を希望の場合は1~2ヶ月おきに数回の治療が必要になります。1回の治療でも効果がありますが、一般に最低でも3回以上の施術が必要です。

☆医療レーザー脱毛の治療回数の目安は5~6回
レーザーで永久脱毛を希望する人の多くは脇ですが、その脇脱毛の治療回数の目安5~6回です。その他、太ももやビキニライン(Vライン)でも5~6回が目安です。男性のヒゲなどは毛が太いため10回程度のレーザー照射が必要になることもあります。ただし、毛の太さや肌質には個人差があり、人によって照射できるレーザーの出力レベルが異なるため、実際には治療回数が多くなることがあります。


☆腕などの体毛が薄い部分は1回の治療でも効果が高い
女性の場合は、腕のムダ毛や足のムダ毛は男性と比較して薄いですが、ムダ毛が薄い部分では一度の施術でも十分効果があるため1度のみの施術で満足して2度目の施術を受けない人も多くいます。

☆脇やヒゲなどは医療レーザー脱毛の効果が出にくい
レーザーは、皮膚の表面から4mm程度しか効果が出ません。そのため、毛穴の深いところに毛根がある脇やヒゲの永久脱毛は、より多くの治療回数が必要になります。

☆男性の髭(ヒゲ)の場合は治療回数が多くなる
男性のヒゲは、毛根の部位が深く、しかも毛母細胞の活動も活発なため、一般に治療回数が多くなります。特に、毛深い場合は10回以上の治療レーザー脱毛でも劇的な効果が出ないこともあり、治療期間が長くなることもあります。