ちょうど1年前の今日、医療事故から約3年2ヶ月もの間入院していた赤穂市民病院を退院(他病院へ転院)しました。

 

 

 

手術前、〇〇医師(過失医)から「約1週間の入院予定」「スタスタ歩いて帰れる」と説明がありましたが、手術中の医療過誤(ミス)が原因で1週間どころか約3年2ヶ月もの入院となり、スタスタ歩けるどころか車いすでの退院(転院)となりました。

 

※手術前は、腰痛はあったものの、自宅内では杖も使用せずに歩行できており、外出時もある程度の距離の杖歩行は可能な状態でした。

 

 

 

 異様な越権行為について

 

転院先の病院が決定した直後に主治医(上級医)が作成した診療情報提供書(紹介状)に対して、院長や医療課長が、実際よりも障害の程度が軽い表現に修正するよう何度も命令していたことがわかりました。当時、主治医が電子カルテに「文面修正命令が複数回あった」と明記しており、実際に修正された診療情報提供書が複数存在していることを開示された際に確認しました。

 

(疼痛について「著しいときには耐えがたい疼痛となります」という表記を削除していることや、尿路感染症について「重度の」という表記を削除していること、菌血症についても「重度のもの」という表記を削除している等。他にも多数修正箇所あり)

 

主治医からは「本意ではなかったけれど上層部の命令には逆らえずに訂正した。今回の上層部の行為は完全に越権行為だと感じた」とお聞きしました。

 

医師にとって「院長命令は絶対」なのかもしれませんが、係争中の患者という理由だけで、実際に診察をしていない院長や医師でもない医療課長が、主治医に対して紹介状の修正を命じること自体あり得ない異様な行為だと思いました。

 

しかし、まだ入院中だった母に何かあっては困るという気持ちと、大事にすることで主治医のお立場が悪くなるのではないかという思いから胸に納めることにしました。

 

 

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病室から撮影した最後の風景写真

(2023年3月31日13時46分撮影)

 

長期入院になってしまったのは〇〇医師(過失医)が起こした医療過誤だけが原因とは思っていません。使用者責任のある病院として、退院後のサポートの提案等、誠実に事後対応していただければ私たち家族の不安も軽減し、もう少し早く自宅復帰に向けて準備できたと思います。身体の自由を奪われただけでなく、貴重な時間までも失う結果になってしまったことを家族として大変悔しく思います。

 

 

医療過誤の経緯に関する記事はこちら→ 医療過誤

 

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