症状固定日 の続きです。

 

医療事故後、神経障害性疼痛の増悪に伴い、2020年9月頃からブプレノルフィン貼付剤(ノルスパンテープ)やサインバルタが追加になったりもしましたが、あまり効いている感じもなく、痛みが激しい日が増え、リハビリがあまり出来ない状態が続きました。それに加え、喘息のような呼吸症状、鎮痛薬の影響と思われる妄想や幻覚などの精神症状も強く表れ始めました。しかし、痛みが少しでも緩和するなら多少の精神症状は仕方ないという思いもあり、減薬や断薬も慎重にならざるを得ない状況でした。

 

精神症状について、この頃(2020~2021年)はまだ医療従事者にも「薬の副作用」として認識されていたように思いますが、入院が長期になるつれて、まるで「長期入院させていることが原因による認知症」のように言われるようになり、特に2022年の病棟師長交代以降は「入院が長期になっているので・・」と口癖のように言われるようになっていきました。昨年、市民病院で唯一信頼している〇〇医師(上級医)からもそのような言葉をお聞きした際は理不尽さに胸が張り裂けるような苦痛を感じたことを今でも鮮明に記憶しています。

 

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(2020年10月27日の日記より)
16:30  看護師の〇〇さんより携帯へ電話あり
少し言動がおかしい時があり、トイレが終わった後、尻餅をついてしまったとのこと。仕事が忙しく病院に行く予定はなかったけれど…心配になり様子を見に行った。自分でトイレに行けると思って歩いてみたら転けてしまったらしい。歩けないことを時々忘れるとのこと。困ったな。

明日は診断書を持って町役場に行かなくちゃ。
昨年桜の季節に撮った写真で証明写真を作成した。


(2020年10月28日の日記より)

夕方、〇〇さん(前医療課長)より携帯へ電話あり
先日受付に預けて帰った領収証明書を確かに受け取った件、それと金額提示までに約1ヶ月は掛かるという連絡だった。その後、もう一度病院から電話があったけれど、出られなかった。〇〇さん(前医療課長)かな?病棟かな?急ぎならまたかかってくるかな。今日は仕事が片付かず、役場に間に合わず。


(2020年10月29日の日記より)
〇〇〇役場へ
身体障害者手帳の申請済み
おむつ補助について質問してみたところ、脳原性の障害で、尚且つ2級以上が対象とのこと。それならば、介護保険の方ではどうか聞いてみたけれど、自宅に居ることと非課税世帯であることが条件らしく、こちらも対象外。病院が将来介護費を負担してくれない場合は自己負担か…まさか、おむつとパッドに月々何万円も使う日が来るなんて想像もしていなかった。


(2020年10月30日の日記より)
19時頃、病院へ。
病室で〇〇先生(心療内科)が母に色々質問してくださったが母の回答は意味不明。最近、母の話す内容が明らかにおかしい。会話中に居るはずのない犬が見えたり、歩けないことを忘れてしまったり…年齢的なものもあるかもしれないけれど、サインバルタが影響しているのではないかと感じる。差し出がましいと思われるかもしれないけれど、やはり心配で〇〇先生(上級医)に薬の件、再度考察くださるようお願いした。


(2020年11月4日の日記より)
夕方、病院へ
今日は痛みが酷くリハビリには行けなかったとのこと。私と話している途中で右足に痛みが出たようで突然叫び出した。時間にして1分ほどだったけれど、見ていると心臓が痛くなる。

 

(2020年11月5日の日記より)

17時過ぎ〜病院へ

今日も痛みが酷くリハビリには行けず。

17時半頃から電激痛の間隔がどんどん短くなり、酷い痛がり様。途中で〇〇先生(上級医)も病室へ来てくださったが痛みはなかなか改善せず。アセリオ、ソセゴン、効かず。夕食も食べられず、眠剤服用。

 

帰宅後、DBSについて再度調べるが…出血、脳脊髄液の漏れ、感染症、アレルギー、手術部位の痛みなどのリスク。私が母に勧めることは出来ない。母がどうしても手術したいと言うなら同意するかもしれないけれど。リスクが高過ぎて今は考えられない。かと言って、今日みたいな痛みが続くのは可哀想過ぎる。どうかサインバルタが効いてくれますように。

 

心優しい〇〇先生(上級医)は〇〇先生(過失医)にも将来があると思っていらっしゃる。指導医として、上司として、また同志として、それは当然なのかもしれない。冷酷な私は〇〇先生(過失医)に外科医としての将来なんてないと思っている。ふと考える。〇〇先生(上級医)が私の立場なら?〇〇先生(上級医)のご家族が母と同じ目に遭ったら?未熟医が手術をして医療過誤が起き、その結果、歩けなくなり、トイレへの移動すら自分では出来ず、毎日激しい痛みに悶えるご家族を目の当たりにしても医療過誤を起こした執刀医に対して「彼にはまだ外科医としての将来がある」なんて思えるだろうか?心の広い〇〇先生(上級医)なら思えるのかもしれない。私はやっぱり〇〇先生(過失医)を許せない。それでも術後〇〇先生(上級医)のようにちゃんと母に寄り添ってくださっていたら許せた気もする。事後対応があまりにも酷過ぎた。

 

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身体障害者手帳用に用意した証明写真

(医療事故の前年に撮影したもの)

 

 

医療過誤の経緯に関する記事はこちら→ 医療過誤

 

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