最後の望みであった退院請求もだめで、
私がここからでられる方法は、「脱走」しかないと思いました
当時、数時間だけ保護室から出て、閉鎖病棟内のホールに行くことを許されていました
その間に病院内を周り、脱出できるところがないか探し周りました
ホールの天井には天窓があり、そこに数十センチの隙間があり、体を横にするとなんとか脱出できそうでした
私は子供が心配だったので計画を練る時間さえも惜しく、見つけた直後私は天窓に手を伸ばし脱出をしていました
イスを使いジャンプすると天窓に手が届き、天窓によじ登りその後は重力に任せて身体を落とした。以外にも簡単に脱出でき喜んでいると、丁度ごみ出しで外にいた看護師に見つかってしまった
必死に逃げたが入院前の夫の暴力で左膝の靭帯を損傷しており、またかなり体が憔悴していたこともあり走れずにすぐ看護師つかまってしまった
身体を取り押さえながらも、丁度近くに住人がいたので助けを求めた
「精神病院に不当に監禁されている、助けてほしい」
…
でも聞いてもらえなかった
そうしている間に
病院の関係者が続々と集まり、私はまた大勢にからだをとり押えられ車に乗せられ、再び保護室内に連行されました
私が脱走したことにより、天窓の補修費が高くついたとN医師から怒鳴られ、罰として保護室に終始監禁(ホールに出さない)のルールを作られました
私は内心、「嫌なら出せばいいんじゃない?この医師何いってんの?」と思いました