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経緯1.心療内科を受診するまで
私が高校受験を間近に控えていた中学3年生の頃のことです。
同級生たちはすでに部活を引退し、高校受験に向けて勉強に集中していましたが、私は、いまだ部活動の全国大会を控えていました。
大会に向けた練習に加え、習い事、さらには高校受験に向けた勉強で、毎日時間に追われる生活を送っていました。
そんなある日、身体に異変を感じて総合病院を受診すると、(おそらく先天性の)身体疾患があるとの診断を受けました。
もっとも、急を要する事態ではなとのことで経過観察となったのですが、医師から、「最悪の場合には救急車を呼ぶ必要がある」と告知されました。
このような状況に対するストレスは、自分で感じていたよりも、強いものであったようです。
ある時、初めて「パニック発作」を起こしました。
初めて経験する感覚に、とても動揺しました。救急車を呼ぼうか、本気で考えたほどです。
しかし発作は10分ほどでおさまり、冷静になったときには、これが身体疾患の症状ではないことが、なんとなくわかりました。
このときは「パニック発作」「パニック障害」などという症状については知りませんでしたが、ネットで調べてみると、すぐに詳細が出てきました。
そこで、私は、「心療内科に連れて行ってほしい。」と両親に頼みました。
はじめ両親はそれを拒否しました。両親にとって、「精神科」や「心療内科」のイメージは良くなかったからです。
しかし、高校受験を間近に控えていた私は、早いうちに不安な要素を解決しておきたかったので、この時まだパニック発作は一度出たきりでしたが、両親を強く説得しました。
心療内科の予約を取り、このクリニックに通い始めることになります。
これが、4年に及ぶ苦難への入り口となりました。