Audible「短編小説チャンネル」より。
親譲りの長身と器用さで、なんでもそこそこやってのける早奈。毎日さまざまな部活の助っ人として活躍している。でも、大好きだった彼に「早奈には自分というものがない。」とフラれてから傷心の日々。そこに演劇部から主役の代役の誘いが来た。主役は自分がない早奈とは正反対の、リーダー的存在だった…
本当の自分って何だろう?「本当の自分」なんてものがあるのか?私は何がしたいのか?私には何ができるのか…?
「自分」を求めて、愛する人からの関心を求めて奮闘する、高校生の青春物語。
私も高校時代に演劇部だったこともあり、ずっと甘酸っぱい気持ちで聴いていました。
自分は本物なのか演技なのかわからなくなる感触、思ってもみなかったことにハマっていく自分に戸惑う場面など、懐かしさにあふれ、胸がほくほくと暖かくなる感じ。
「早く進路を決めなさい」と学校に急かされて困っている中3の長女に読ませてあげたいと思いました。
森絵都さん。お名前だけは知っていたけど、読んだことのない作家さんでした。楽しい文章ですね。他の作品も読んでみたくなりました。
