コロナ禍でなかなか遠方への撮影が出来なかった中、念願の富山撮影。

 

2年前から計画し温めてきた。

細かな時間設定、撮影ポイントをWEBで入念に確認。

天気予報も入念にチェック。

GWから梅雨入りまでの間に行こうと考えていたがなかなか土日に晴マークが出ない。

半ば諦めていたところで急に次の土日が晴マークに変わった。

行けるかもしれない。

そう思った次の瞬間、急遽、高速バス、ドミトリーを確保。

 

 

金曜に仕事を終え帰宅。

晩飯、入浴し夜行バスの出発に合わせて自宅を出発。

京都駅八条口で富山駅行の阪急バスに乗り込む。

 

途中、草津PAでの休憩を経て一路富山へ。

道中、ほぼ寝られなかった。

寝心地がとか騒音が…ではなく期待に胸がふくらんでいたのだろう。

携帯の位置確認で今、どのあたりだろうと頻繁に確認する。

 

位置確認すると富山県に入った。

その頃には既に明るくなっていた。

北陸道を降りて富山市街地を通過。

富山市内は実に36年降り。小学校6年以来だ。

それまでは親戚が住んでいて毎年のように行っていた。

総曲輪、懐かしい響きだ。

 

定刻の5分前・5:47富山駅前に到着。

 

富山地方鉄道の電鉄富山駅。

先に乗車券を購入し出発まで富山駅内の散策と後のルート確認。

昔の富山駅は地上駅で待避線など広大な敷地の駅だった。

在来線が華やかで雷鳥、白鳥、日本海、つるぎ、はくたか、北陸、加越…様々な特急が眩しかった。

駅のホームの駅そばでは器も持ち帰ることが出来たが今はその面影もない。

 

今は北陸新幹線が開通し10周年だとか。

北陸新幹線、あいの風とやま鉄道、高山本線が橋上駅を発着している。

 

かつては富山港線があったが今では富山地方鉄道に移管しライトレールとして運行されている。

しみじみと当時の感じを思い出しながら電鉄富山駅へ戻り立山行の富山地方鉄道に乗り込む。

(ヘッドマーク置き場は名物となっている)


富山地方鉄道の駅は趣のある駅がいっぱいあり小湊鉄道に通ずるものを感じる。

目的地の一つである千垣橋梁を経て有峰口で下車。

 

おおまかな想定アングルは、千垣橋梁と並走している芳見橋からの撮影。

そして、千垣橋梁の下から。

 

まずは、橋梁下からのアングル。

撮影に備えて全行程、各ポイントの時刻表、近隣の地図を印刷してきたのでガイドにしながら散策。

見知らぬ土地を歩くのはワクワク感が止まらない。

駅から立山方面へ歩き小見小学校向かいから河川敷へ入る。

 

ここで上空写真だけではわからない予期せぬ事態が。

河川敷から千垣橋梁下まで歩いて行ける想定だったが途中で川の流れが分岐し、石の河原の途中で分断されて中州になっていた。

これ以上、前に進めない。

一旦、諦めて駅方面へ戻り反対側から河川敷へ行けるかトライしてみた。

しかし、森の中を熊が逃げていく光景が見えた。

私の姿を見て熊が逃げたのだが、もし逃げずにこちらに向かってきたらと思うと心臓がバクバクする。

スマホの音楽を最大音量で鳴らしながら前へ進む。

 

結局、途中から草がすごく生えていてこれ以上進むのは断念。

さっきの熊と遭遇した道を引き帰らなければならなくなった。

スマホの音と高音の声を発しながら元に道に戻ることが出来た。

今思うとゾッとする話だった。

 

最初の河川敷へ戻り、中洲から先へ進む方法を考えている時に、遠くに同じ鉄道撮影の二人組が中州に進んでいるのが見えた。

分断していた川の流れは浅く、靴と靴下を脱いで渡れることに気が付いた。

私も靴と靴下を脱いで渡ってみた。

石の上を裸足で歩くのはすごく痛かった。

さらに雪解け水なのですごく冷たい。

1ヶ所渡るだけで限界の冷たさだった。

痛い・冷たいを2回ほど繰り返してようやくお目当てのアングルを望める場所に辿り着いた。

 

 

そして、もう一つのお目当て・芳見橋の上からのアングル。

千垣―有峰口間は600mくらいの距離なので苦労せずに移動でき、橋の上から撮影が出来た。

 

 

千垣駅まで歩き列車に乗る。

再び千垣橋梁を渡って立山へ向かう。

千垣駅は有峰口駅同様にノスタルジックな雰囲気を醸し出す魅力的な駅だった。

 

 

立山駅に着いた。

 

立山駅は小学4年生の時に来て以来38年振りだ。

千垣から乗ってきた車両が再び電鉄富山へ向けて折り返し発車する電車を狙う。

短い時間で撮影場所を見つける必要があるが予め決めておいたアングルなのですぐに見つかった。

 

真川大橋の上からのアングル。

 

次の電車まで時間があるので一旦、立山駅へ戻り昼食を摂ることに。

駅構内の白エビかき揚げそばをかきこむ。

富山湾の真珠、白えび

 

再び撮影ポイントへ戻り立山行の元東急の車両を撮影。

 

撮影後すぐに立山駅へ戻り富山駅は向かう。

 

NRAは撮影出来たがアルペンエキスプレスとダブルデッカーを撮れなかったのが心残り。

今は特急は廃止になってしまった。

稲荷山町の車両基地の横を通過する際にアルペンエキスプレスの車両を一瞬見ることが出来た。

 

14:04定刻通り電鉄富山着。

ここから富山地鉄市内軌道線(旧ライトレール)で岩瀬浜へ。

 

乗換えの途中、富山駅構内で駅弁を2つ購入。

「富山味づくし」(1300円)

「海鮮美食」(1200円)

駅弁の詳細は食べる時に記載するとする。

 

駅のコンコースの中にライトレールのホームが入っていておもしろい駅だった。

 

岩瀬浜行に乗車。

車両はコンパクトで短く、2両編成だった。

車内は広くないながら満員の状態で大きな荷物を持った私は周りの乗客からは迷惑だったと思う。

観光客で賑わっているのではなく市民の足となって満員になっているのを考えると成功した事例だと思う。

大都市以外は人口が過疎化していく話ばかり耳にするが、ここでは活気があり老若男女賑やかな雰囲気で街の持続が可能な雰囲気を体験した。

 

岩瀬浜駅に到着。

ここから歩いて3分ほどで予定していた撮影ポイントに到着。

 

岩瀬運河とともに短い車両を撮影。

 

上下1本づつを撮影し競輪場前駅から富山駅へ。

富山駅で翌日の切符(雨晴→京都市内、新幹線、在来線特急券)を購入。

 

今度は駅前からバスで老人センター行の終点で下車し呉羽山へ。

老人センターで下車。

徒歩で山を車道沿いに登り歩いていくと最初のポイント。

 

桜展望台を過ぎ木の茂みや家屋で塞がれていた風景が一気に開ける場所。

日本料理店の入り口前にある場所から富山市内を一望。

午後4時過ぎながら、まだ明るい。

 

この場所で富山駅で買った駅弁の一つ「富山味づくし」を食べることに。

頭の上を虫がたくさん飛んでいて食べにくかったが富山の味を存分に味わえた逸品。

美味しく頂戴しました。

 

 

その後、呉羽山展望台へ場所を移動。

 

ここからのアングルは私の伯父がアマチュアカメラマンで、よくここから富山市内を撮影し写真コンテストで賞をもらっていた。

私はその写真をよく見ていたので初めてここに来たのに初めて来たと思えない懐かしさがありました。

 

子供の頃は、ここから富山駅は遠いと感じていましたが山の上からというのもありますが、遠さを感じず駅まで近い感覚でした。

 

だんだん陽が落ちてきます。

 

夜7時を超えるとバルブ撮影になってきました。

7時40分過ぎに撮影終了。

 

目の前の道は街灯もなく真っ暗闇。

スマホのライトを照らしながら歩いて呉羽山の麓まで。

ここに公園があります。安養坊公園。

ここは親戚の家から近く、よく遊んでいた場所でした。

安養坊公園近くのヤクルトの営業所も記憶に残っています。

45年以上前からあります。

最後に訪れたのは小学校6年生だったので36年ぶりにアラフィフのおっさんになってやってきました。

 

時間もないので富山駅まで歩いていきます。

なんせ荷物が重い。

重さで肩にキスマーク同様に跡が残りました。

付属小学校、神通川橋梁、橋を渡って左45°の道に歩いていくと20分くらいで富山駅前へ。

12歳の頃にも夜明け前の暗闇で富山駅で電車の写真を撮るために親戚の家から富山駅まで歩いた記憶がありました。

懐かしい。

 

富山駅前で地元の名物を食したい。

富山湾の寿司はさすがに財布に響くので富山ブラックのラーメンを。

お腹いっぱいになり富山駅へ。

 

宿泊する高岡のドミトリーは夜10時までに到着する必要があります。

21:21あいの風とやま鉄道に乗り21:34高岡着。

富山第二の都市・高岡も昔に比べて都会になっていて驚きました。

万葉線の車両も個性的な車両だった。

 

駅から宿舎まで歩く途中、駅前に「ドラえもんの散歩道」という場所が。

高岡は藤子・F・不二雄の出身地なのだとか。

ドラえもんのキャラクターの銅像が多数設置されていました。

 

22時前に宿舎着。

トラベラーズハウスRoot’s。

 

宿の説明していただいたのは親切な方で丁寧な説明を受けました。

ドミトリーは個室になっていて寝床だけの最低限のスペースで泊まれる。

他に別階にシャワーもあり、屋上には喫煙所もあり3200円で宿泊でき有難かった。

 

 

最低限のスペースといえど不自由な感じはせず、快適に過ごせました。

屋上で喫煙しながらスマホでF1の予選を見ていました。

 

~2日目~

朝5時起床。

身支度をして5:20分に出発。

 

(駅前のドラえもんの散歩道)
 

始発5:56高岡発氷見行に乗車。

車内は観光客らしき人が数人だけ。

朝食に昨日買った駅弁のもう一つ「海鮮美食」を食しました。

車窓を見ながら食べる駅弁は格別です。

この「海鮮美食」、富山湾の旨味を箱にギュッと閉じ込めた宝石箱のような駅弁でした。

 

 

そうしているうちに海が見えてきました。

この景色が2年も暖めてきた雨晴の景色。

早朝にもかかわらず胸がこみあげてくる感じです。

たまりません。

 

6:15雨晴着

 

 

天気は快晴。

まだ6時台なので立山連峰は逆光。

ゆっくりと撮影ポイント探し。

 

同じく撮影をしている方で、見覚えのある人の後ろ姿が。

“ゆる鉄”写真家の中井精也さんかもしれない。

勇気を出してお声を掛けたいが本人である確証が持てないので声を掛けなかった。

後にご本人のブログを見ると雨晴海岸にいらしたとの事でやはりご本人だった。

 

ここでの撮影ポイントとして外せないのは、

義経岩付近からの立山連峰

雨晴海岸突堤からの遠景

女岩付近から氷見方面など外せないポイントはありますが、便利なのは道の駅・雨晴のテラスからの立山連峰方面。

 

3階の高さから狙えるのはありがたいし休憩するのに便利な場所である。

道の駅なので入場無料。

トイレ完備。

 

午前9時にもなるとこの時期でも暑い。

ほとんど寝れなかったので3階の展望テラスでうとうと。

列車の本数も少ないのでしばらく休憩。

 

10時に場所を変えて女岩付近に移動して女岩とのアングル。

 

青い空。

青い海。

映える気動車。

 

13時台は列車が来ないので道の駅・雨晴のレストランで昼食。

紅ズワイガニと甘えびのトマトクリームパスタを食す。

景色の良い場所での昼食は贅沢な気分。

 

せっかくの景色なので青い海の景色に似合うサラトガクーラー(ジンジャーエール)でおしゃれ気分に。


 

窓越しに見える列車

 

各ポイントからの写真

 

 

 

 

 

時間はあっという間に過ぎ、最後の列車に

 

最後の列車を収めて帰路に。

2年暖めてようやく漕ぎつけた富山撮影。

これで終わりかと思うと感傷的な気分に。

改めて見る雨晴海岸は美しい。

 

 

 

 

 

 

18:59雨晴発 充実した富山だった。

 

19:20高岡着 氷見線下車

バスに乗り換えて新高岡駅へ

 

19:51 新高岡駅 

北陸新幹線 つるぎ729号に乗車。

 

48年生きてきて東海道山陽新幹線以外の新幹線に初めて乗車。

 

20:04金沢駅に到着。

次の乗換えまで40分以上あったので一旦改札を出て金沢駅のシンボル“鼓門”を見に行くことに。

土日の晩は毎時00分から7色のライトアップが施されていていた。

7色のライトアップは最後の方だけ少しだけ見ることが出来た。

 

三脚を立てて3秒のバルブ撮影。

 

 

20:47金沢発サンダーバード50号に乗車。

今回の最後の食事は金沢駅で購入した駅弁を食す。

越前朝倉物語(1,280円)

 

 

 

旅の疲れを駅弁が癒してくれる。

 

22:59京都駅着

普通電車に乗り換え桂川駅23:14着

桂川駅から自宅まで徒歩で約20分。

めちゃくちゃ重い荷物を背負いながらはなかなかキツい。

24時前に無事帰宅。

 

今回の撮影旅行で新幹線に乗車し、続く在来線の特急に乗ると特急券が半額になることを初めて知った。

また、雨晴→京都市内まで200km以上なので100km以上の乗車は途中下車可能という事も恥ずかしながら初めて知りました。

 

富山は活気にあふれ、とても魅力的な街でした。

高岡も同じく。

経済も回っているように感じる富山訪問でした。