2016年に初めてシンガポール版ミシュランガイドが発刊され、若き日本人シェフがシンガポールの地でイタリアンで星を獲得したニュースはとてもセンセーショナルでした。しかも、お店をオープンして一年足らずと聞き驚きはなおさらでした。
そんな若き日本人シェフ、中原勢太氏が腕をふるう、今やシンガポールのイタリアンを牽引しているお店の一つであるterraが、1周年を迎えるということで記念パーティーにお邪魔してきました。
terraを一言で表現すると、お店の肩書きでもあるTokyo Italianの一言に尽きると思います。
イタリアのピエモンテ、トスカーナ、シチリアで修業した中原シェフが
日本から厳選した最高の食材を取り寄せ
日本人ならではの感性とテクニックで作り出す
日本人ならではの繊細なイタリアン。
ItalianではなくTokyo Italianであることに
中原シェフのご自身の料理に対するphilosophyを感じます。
連日満席でなかなか予約ができないterraの1日限定記念パーティーとあって、当日、会場はterraが大好きな人達で埋め尽くされていました。Tokyo Italianが人種を超え幅広く支持されているのを目の当たりにした瞬間でした。
buffet形式で次から次へと運ばれてくる贅沢なterraのお料理の数々を
食べるのに夢中で全てを写真に収められなかったのは
ブロガーの端くれとして非常に恥ずかしい失態でした。
しかし、重い思いをして持参した一眼レフそっちのけで
グラスとお皿を握りしめる程、料理がどれも美味しかったのです。
他にもウニのパスタを初めとしたterraを代表する沢山のお料理が次から次へと振舞われました。。。が、写真はあらず。。。
terraのスタッフ写真でできたパーテーションからもわかるように
terraというお店からはチームワークの良さが伝わってきます。
私がご馳走の誘惑になびく前の、グラスもお皿も手にせず小粋にグラスを傾ける人々の間をカメラを持ってウロウロしている会の序盤に、こんなエピソードがありました。
主役ゆえに、次から次へと人に囲まれ挨拶に追われる中原シェフの前を、会話を遮らないよう、お邪魔にならないよう、うつむき加減にそっと通り過ぎようとした時、
ポンポンと肩を叩かれ、振り返ると「飲んでますか?」と笑顔の中原シェフ。
そしてすっと主役自ら奥にグラスを取りに行ってくださり、さっとお酒を注いで手渡してくださったのです。あの状況でそれが自然にできるという事、会の主役が自分であるという事に無自覚な中原シェフの素朴な人柄に触れ頭が下がりました。
実は以前、terraが星を取ってすぐ後の頃、中原シェフと二人で話をする機会がありました。料理の話をするその目はまさに少年そのものでキラキラと輝いていました。
この方は本当に料理が好きで、星を取った事に慢心する事なく、自分が描いている夢へとまだまだ挑戦し続ける方なんだな、と聞いててワクワクしました。
そんな中原シェフの料理への熱い情熱はterraというチームの最大の原動力となり
チームが一丸となってこの激動の一年を乗り越えててこられたのかな。
そしてこれからもこうして走り続けていかれるのかな。。。
などど、素人ながらに感じた夜でした。
1周年おめでとうございます。
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