暦通りにお仕事をしている人も多いと思います。
入蔵は、16日までお休みを頂いています。
いつもなら、休館の東京都美術館も今日は開館しているということなので、
「ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション」に行ってきました。
開館時間の9時30分を少し過ぎていましたが、入場に際して長蛇の列ができているということはなかったです。
館内も混んではいましたが、鑑賞に窮するというほどではありませんでした。
ボストン美術館は開館して約140年、約50万点に及ぶ所蔵品を有する全米有数の美術館です。
特に日本との歴史的なつながりは深く、その日本美術のコレクションは日本国外ではもっとも優れていると評価されていることは皆さんご存知の通りです。
ボストン美術館の収蔵品の中でも特に有名なゴッホの「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」「ルーラン夫人ゆりかごを揺らす女」を始めとする文字通りの名品が80点展示されています。
入蔵が普通に観て、約2時間でしたから、規模としては適切だと思いますが、ボストン美術館の全貌をつかむという点では、いかにも「寸止め状態」という感じです。
ボストン美術館の大人25ドルの入場券の半券が10日間再入場可能で有効ということを考えると、このくらい収蔵品の多い美術館については、これは仕方のないことかもしれません。
今回の展覧会では、ボストン美術館のコレクション形成に大きな貢献をしたコレクターやスポンサーの紹介に力が入れられており、日本の美術史にその名を残すモース、フェノロサ等、我々にも親しみのある人物ゆかりの作品も多数展示されています。
入館してすぐのエジプト関連の展示などは、隣り合った収蔵品の制作年に数千年の開きがあるなど、歴史的なロマンも感じられます。
もちろん、ボストン美術館の優れた印象派のコレクション、米国の近現代作家のコレクションも素晴しいです。
しかし、入蔵は長谷川蕭白や、与謝蕪村らの日本人の作品、特に英一蝶の作品に魅了されました。
入蔵のすぐ前で母親と鑑賞していた、たぶん中学生の女子は、英一蝶の絵を見て、「細かすぎる」と言っていましたが、入蔵は画面全体の大きさと、画面構成の妙、描線の確かさ、美しさにうたれました。
入蔵は最近の習慣にしたがって、パンフレットを買いませんでした。
サンプルは拝見しましたが、以前にも書いたように、「どんなに優れた、解説書でも、生の絵の良さを100%伝えることは無理だ」という思いがやはりしました。
東京が10月9日まで、その後名古屋、神戸を巡回します。
皆さんも是非おいでください。お薦めの展覧会です。
いつもなら、入蔵はこの広い東京都美術館で同時期に開催されている他の展覧会や、付近の美術館、博物館によるのですが、今朝数日ぶりに家に帰ってきた子どもたちとランチをしようと思い、どこにもよらずに帰ってきてしまいました。
しかし、弟のほうが、伯父さんと昨日武尊山登山をして疲れたせいか、家でハンバーガーを食べたいと言い出し、入蔵が帰宅途中に買って帰ることになりました。
次男は減量中だったはずですが、めったにないことなので良しとしました\(^o^)/
早く帰ってきたおかげで、観られずにいたNHK俳句の録画を残らず観ることができました。
明日はNHK短歌の録画をみてから、午後明治座に行きます。
「志村魂」を観に行くのです。
子どもたちには振られてしまい、50過ぎのおじさん三人組で行くことになりました。
ちょっと残念ですが、まあ、良いでしょう。
ではまた(^^)/