本当にお久しぶりのアップになってしまいました。
物理的に書く時間がないという事が一番大きな理由であるにせよ、「貧すれば鈍する」という事で、心に余裕がないという事も、もう一つの大きな理由です。
5分、10分の空き時間に少しずつ書き進めるという事が出来ないわけではないのですから。
諸般の事情により、人手に窮している入蔵は営業日のほとんどで日をまたぐことになっています。
最近は家族の食事の用意をしなくて良いので助かりますが、家事の多くは入蔵の担当なので結構きつい日々を送っています。
それでも、落語と五行歌は何とか続けています。
いや、続けさせていただいています。
落語の稽古は休みがちですし、五行歌は締め切りに間に合わないこともあるのですが、師匠、所属誌の代表のご配慮をいただいて「何とか」と言う感じです。
誰でもそうだとは思うのですが、公的な要素のある仕事は私的な仕事に優先せざるを得ません。
もうどれほど命数が残っているかわからない入蔵ですから、公的な仕事はなるべく少なくしたいのですが、入蔵は「人からものを頼まれると嫌と言えない」根性無しなので、自分で自分の首を絞めてしまう事がしばしばあります。
落語も五行歌も生業も、会務その他の公的な仕事も「時間的な縛り」があるので、上記のように各々に優先順位をつけてこなしていかなければいけません。
つまり、上記に相対する時は常に「縛られた状態」でいるわけです。
入蔵の生活の中で「縛り」が無いのは、このブログを書いている時だけなのです。
ブログを書いている時間、入蔵は「縛り」から(残念ながら「やや」)解放されているのです。
と、長い前置きになりました。
やたらに冗長でつまらない枕が嫌われるのは落語の世界だけではないでしょう。
いつもなら、指南所のおさらい会が終わったらすぐにご挨拶の一文をあげるのですが、それをせずにきました。
今回のブログはそのお詫びを申し述べ、おさらい会の様子を記すことを趣旨としています。
そして、少し次回のおさらい会について触れます。
さて、お忙しいところご当日来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
お楽しみいただけましたでしょうか?
入蔵はともあれ、他のメンバーは本当に面白かったですよね。
みんな本当に上手です。
上手過ぎて入蔵の大好きな「素人ならではの失敗から生れる面白さ」が無くなってきたのが入蔵には少し残念に感じられます
でも、それは贅沢。
入蔵は今回のおさらい会を観客としても十分楽しませていただきました。
Geminiで入蔵の画像を作ってみました。イラストと差し替えます。本人とは
だいぶ違います。と言うか別人です。本物はもっとこう丸っこくて、イケメンではないです。
小太りで愛嬌ありという指示を出したのですが、どうしても本人に似せることができませんで
した。転載、商用利用はしないでください。する人はいないと思いますが。
ところで入蔵の噺です。
入蔵は「子別れ」にふさわしい枕を仕込んでいたにもかかわらず他のメンバーの噺に影響されてちょっと凝った枕を振ってしまいました。
結果は、忙しいところ今回もわざわざ来てくれた友人の言によると「今回の枕は教養が無いとわからないぞ」と言う体たらくでした。
入蔵の恐れる「教養が邪魔をする」事になったようです。
と言うのは冗談ですが、とにかくわかりにくかったようです。
こういう状態になるのはやはり入蔵が高座の上で冷静さを欠いていた。
つまり「あがっていた」所為だと思います。
稽古が足りなかったので、余裕がなかったのです。
次回はこういう事の無いようにしたいです。
今回「子別れ」を高座にかけたのは、入蔵が入会時から少しは落語が上達したのかどうか確かめたかったからです。
ですが、今回は自分ではさっぱりわかりませんでした。
そこで記念すべき「第50回かつしか落扇指南所おさらい会」では、「長屋の花見」を再演してみようと思います。
次回は令和8年3月29日を予定しています。
先述の友人は「入蔵は人情噺があってるんじゃない? 今後は人情噺やっていけば」と言ってくれました。
本当のことを言えば入蔵にはやりたい人情噺「系」の噺がたくさんあります。
でも、おさらい会では制限時間があります。
基本的に20分以内で終わらせなければなりません。
この制限時間に収められる人情噺は入蔵にはないのです。
噺のエッセンスを抽出すれば可能だとは思いますが、多分人情噺はそういうものではないでしょう。
実は今回のおさらい会では入蔵の出番の時点で10分の巻きが生じていました。
そこで、入蔵は高座を30分してしまいました。
でも、第一部の中トリで、ぴったり本来の予定終演時間に終わったので、今のところ師匠にお叱りは受けていません。
師匠、メンバーの皆さんすみませんでした。
という事で、長々しい言い訳ブログを終了します。
皆さま、季節柄ご自愛ください!
では、また(^O^)/
