かつしか落扇指南所のおさらい会前の最後の稽古に行ってきました。
入蔵は今回も一度おさらい会の高座にかけた事のある「長屋の花見」をかけます。
入蔵の素人落語家としての寿命はもうあまりないように思えます。
人と比べてどうこうという事ではなく、単純に入蔵の記憶力の問題です。
「長屋の花見」は噺の流れは単純ですから、段取りが違ってしまったら噺が成立しなくなると言う事はありません。
・・・と、思います。
素人落語家(!)には、素人とはいえ、いや素人だから、いわゆる「大ネタ」に挑戦したいという気持ちが湧いてきます。
入蔵もそういう気持ちがあります。
ただ、入蔵にはそういう挑戦を続けていく時間が足りないようです。
まあ、時間があったとしても「ダメ」かもしれませんが。
プロは質量ともに優れていなければならないのでしょう。
志としては、素人は素人なりにそれを目指したいところです。
がしかし、今日の入蔵の稽古はどうだったかと言うと・・・
途中の大事なところを「とばし」ました。
そこで、「戻ります宣言」をして戻り、そこからやり直しました。
そして、どうなったかと言うと
稽古の順番を待っていた寿々女姐さんがその入蔵のジタバタする姿を見て「今日来てよかった」と言って文字通り座布団の上に転がって笑っていました。
入蔵はそこで、なんと「これでいいや」と思ってしまいました。
入蔵はもともと、玄人のような落語を目指していません。
素人の笑いの大事な要素に「巧まざる笑い」というものがあると思います。
寿々女姐さんが転がっている様子を見て、入蔵は本当に楽しい気持ちになりました。
もしかしたら、今後入蔵が上手な落語を目指していったら、それはかなわぬ願いになるかもしれません。
でも、素人の入蔵は失敗しても、「今日来てよかった」と言ってもらえるようです。
いちごジャムを今年もいただきました。
本当に素晴らしい香りとお味で、食べると寿命が伸びそうです。
わざわざおいでいただく方には申し訳ないですが「許して」もらえませんでしょうか?
この噺は再演だと書きました。
この噺はおさらい会以外でも高座にかけた事があります。
その時、たくあんと●●●を言い間違えてしまいました。
高座を降りた入蔵のところに、一人のご老人(いつの間にか入蔵も老人になりました)がやってきて「たくあん」はいただけないなあと言われました。
読者諸氏には何のことかわからないかもしれませんが、これは入蔵にとってはトラウマになり、それ以来この噺をしてこなかったのです。
今も、そのトラウマは残り、無事に高座をつとめられるような気がせず、今日の稽古でも大トチリをやらかしたというわけです。
師匠は「稽古でとちっておけば、本番は大丈夫」とおっしゃってくださいましたが、入蔵は無事につとめられる気がしません。
それでもいいと思っていただけたら
かつしか落扇指南所第50回おさらい会においでください。
では、また(^O^)/

