『あさりちゃん』、おぼえています??
小学館の雑誌、「小学○年生」などに載っていた子どものための漫画。
活発な少女あさりちゃんと、秀才のお姉ちゃんタタミちゃんの日常のお話。
その『あさりちゃん』のエピソードで、ひとつだけおぼえているのがあります。
あさりちゃんは、お洋服がお姉ちゃんのお下がりばかりなのが不満。
自分だけの新品のお洋服が欲しいと駄々をこねます。
お母さんも根負けして、「あさりの服を買ってあげる」ということに。
あさりちゃんは喜んで、古い服なんていらない、と持っているお下がりの服たちを土に埋めてしまいますが、買ってもらえたのはワンピース1着。
お母さん曰く、「新しく買うのなんて1枚ずつよ」。お姉ちゃんも「お下がりなら一度に何枚ももらえるものね」と。
あさりちゃんは、一度埋めた服を掘り返すのでした……。というお話です。
ただ思い返してみると、そうやって買ってもらったワンピースの絵はいかにもかわいらしい上等なワンピースが箱にはいっていて薄紙に包まれていて、あさりちゃんの自分だけの服が欲しいという気持ちをお母さんはちゃんとわかっていると思わせるものでした。
ギャグ漫画だけれど、大人が子どもに教えたいことのつまった漫画だったと感じます。
で、大人になったわたしはというと安い服ばかり色々着てますね……。
そしてその安い服にシミがついたと言ってはあの手この手で落として漂白してアイロンかけて何年も着る……。
だから衣装部屋がごっちゃごちゃ……。
言い訳をさせてもらうと、わたし身長が極端に低いうえにスリーサイズがB100W65H85って感じなんですよ。
既製品そもそも合わないの。着たい服のサイズ表見てもだいたい胸がはいらないの。
大好きなブランド(ドメスメーカーです)があるので、そこの服をたまに買ったりするけど、いつも胸はややぱつですね。
そんなわけでショッピングの楽しさは何割か引かれてますね……。
バストが大きい人向けのブラウスも一度購入して、「すごい!!胸とか肩とか楽なのにすっきり見える!!」と喜んで上にカーディガン羽織って仕事に行ったんですよ。
夏でした。
当時、エアコンのない職場で扇風機をわたしの思いびとと共有してました。
カーディガン羽織ってお仕事してると、思いびとが急に「寒くね?」といって扇風機とめたんですよね。
(わたしはちょうどよかったんですけど……)と思いつつ、仕方がないなあとカーディガン脱いだんですよね。
なんか無言なんだけど、喜びのオーラが伝わってきて……。
お、大きい人向けのブラウスと言っても普通のボウタイブラウスですよ!?
谷間とか出してませんよ!?
ただバスト周りからウエストにかけてほどよくフィットしてるだけのブラウスですよ!?
ひどい……と思って、今年はまだそのブラウス着てません。