2017年12月18日15時30分頃
いて座で新月を迎えます。


写真は今日の空の色です。
この透明で突き抜けるような空の感じが
いて座のイメージにぴったりです。

2年半、いて座に滞在した土星が
21日にやぎ座に移動します。

本来広がりたい、高く突き進みたいいて座サインに
制限を与え、集中させ、鍛え直してゆくような土星
居心地悪く窮屈な感じの二年半。

みなさんはどのように過ごされたでしょうか?
けれどもそこに集中できた人でしたら

今の心境はこの空のようにまっさらなんじゃないかな?

わたしはこの空の彼方から
ベートーベンの「第九、喜びの歌」が聴こえてくるような気がして・・・

空を見ながら耳をすませました。

※ベートーベンはいて座生まれです。第九の「よろこびのうた」は
苦悩の中から光が見出された。そんなふうにわたしには聞こえるのです。

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どんどん外に飛び出していってください。

自分の思い通りにいかないことや
突然の変化も起こりうるけれど

めげずにチャレンジ!
目移りしそうだけどチャレンジ!
回り道かもしれないけどチャレンジ!

「人と一緒」というキーワードを忘れずに。
「人と一緒にすること」「コラボレーション」
「パートナーシップ」そんな言葉が出てきますが

おそるることなかれ
ピンとくるお誘いがあったら
とりあえずのってください。


結果は気にしないで。

結果は後からついてくるものです。


ひとりだけではできないことがあります。
人と一緒だから学ぶことがたくさんある時期です。
たくさんの人の意見を聞くこ

いろんな人の意見を聞いて視野が広がると
自分自身の枠も広がってゆくはずです。
相手のことが理解できれば
相手を許すこともできる


「寛容な心」
それは人と人とのかかわり合いの中
自分を許しなが
相手を許しなが広がってゆくものなんじゃないかなと思うのです。


 今年は何度も「対人関係がテーマです」と言い続けてきましたが
やはり今年の最後も
もちろん「対人関係がテーマ」です。

 
新月のサビアンシンボルは

「彫刻家」

彫刻家
といえば見えないものから見えるものへ変える
素材を大切にしながら「ないところ」から
「あるものへ」形にする
見出す力をつかい、形作る作業。
このシンボルには次に控えている山羊座さんの要素がかなりはいってきているかんじがします。
「形作る」というのが土星のお仕事にも似ていますね。

そこに留まる必要があるのですね。

フィールドワークが得意ないて座さんですが
遠くに自由自在に駆け回るのは「意識」「イマジネーション」の部分
そこからの力を今ここにおろし
集中し形作ってゆく。

これはきっとわたしたちの
「見えない力」として
次の満月まで続いてゆくのでしょう。

彫刻家と聞いて思い出したのですが
わたしはこの時期必ず思い出す「詩」があります。

詩人で彫刻家の「高村光太郎」さんの「冬が来た」
という詩です。

冬が来た
きつぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹
(いてふ)の木も箒(ほうき)になった

きりきりともみ込むような冬が来た

人にいやがられる冬

草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た

冬よ
僕に来い、僕に来い、
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ

しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ

刃物のやうな冬が来た


「公孫樹」いてふとは「いちょう」のこと。

木々の葉っぱがすべて落ちてはじめて
その木の本来の姿が見えるのです。

裸になった木の力強を感じます。

人もそうで

何もなくなったときはじめて
その人の輝きとかパワーのようなものが
見える気がするのです。

それは何かっていうと
精神力
のような気がします。

さそり座の紅葉の季節をすぎ
葉が落ちるいて座の季節この季節のバトンの

奥深くに流れている
精神の力

精神の力がないと寒い冬は越せないですからね。

これはいて座の詩でもあり
冬至の詩でもある気がしています。

これからの季節は何かと行事が目白押しですね
たのしい年末をお過ごし下さい。

自分の心の炎をわすれずに
まわりのみんなのこともわすれずに