もう7~8年前からになるでしょうか。
クラシックギターの曲で、曲名がわからず、ずっと探していた曲がありました。

『Andantino』という曲名はわかっていたのですが、同じ曲名のギター曲はいくつもあり、誰の作曲のものか、ずっとわからなかったのです。

ローカル企業のTVCMに使われていた曲で、とても好みの曲だったので、当時、思い切ってその企業に、電話で問い合わせてみました。
でも、その企業さんでも、曲の正体はわかりませんでした。

それでも、問い合わせを受けてくれた社員さんがとても親切な方で、当該のTVCMを制作した広告会社さんに、わざわざ訊いてくださったのです。
ですが、その広告会社さんでもわからず。

使われた曲は、フリー素材としてその広告会社さんにストックされている音源の中にあったものだそうで、ちゃんとしたCD作品として保管されているものではなかったそうなんです。
でもその広告会社さんも良いかたで、なんとその曲をわざわざMDに落とし、企業さん経由で、私にプレゼントして下さったのです。

以来、ずっと、誰の作曲で正しい曲名は何なのか、探していました。
自力ではみつけられず、某サイトの力を借り、やっとみつかりました。
この曲でした。

Fernando Sor『Andantino Op.2-3』。


YouTubeでもずっと探していて、この曲の動画も過去に見ているはずなのですが、そのときはわかりませんでした。

この曲、短調なメロディから始まり、長調に転じ、また短調に戻って終わっていますが、私が頂いたMDではいきなり長調から始まっていて、短調で終わっていました。
最初の長調部分だけに重きを置いて探していたので、SorのAndantinoを聴いても、最初の短調部分だけを少し聴いて、この曲ではないと判断していたようです。


作曲者と正しい曲名がわかり、本当にすっきりしました。
この曲が入っている良いCDがあったら、購入しようと思います。
クラシックギターの音色って、哀愁があって良いですよね。


当時私の問い合わせに親切に応じて下さった企業さん、広告会社さん。
そして某サイトで質問に答えて下さった方々。
すべての方に、この場でもお礼を申し上げたいです。


そうそう、今回力を借りた掲示板サイトとはまた違いますが、もし何か探している曲がありましたら、このサイトもとても役に立ちますよ。
ウェブ鍵盤で入力したメロディを元に、近い曲をウェブ上から検索できます。
musipedia
http://www.musipedia.org/js_piano.html